マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

玄米おむすび隊の準備

2013年01月09日 17時15分01秒 | 庵主の日記
てんつくマンの新年会おかん応援ライブに、玄米おむすびをお届けすることになりました。

てんつくマンに玄米ごはんを食べてもらいたくて、ご来院の時にはできるだけ玄米ごはんを召し上がっていただいていました。

旅の多いてんつくマンなので、初診当時は朝は駅やコンビニで菓子パンを買ってお腹を満たしておられ、不規則な食生活によるカラダの不良が顕著でした。マジでとても健康が心配で、とにかくできるだけ旅先でもてんつくマンファンの皆さんに玄米ごはんを炊いてもらって食べてくださいねってお願いをしながら、我が家でも、帰りには玄米おむすびを持って帰っていただいたりしていました。

そんな中、光栄にもてんつくマンが「たまさんの玄米をみんなに食べさせたい」っておっしゃってくださり、今回のおむすび隊の結成となりました。

これは、責任重大です。

ブログやfacebook、ミクシィでおむすびを作ることになりそうってご報告したら、なんと、13人の皆さんがお手伝いを心よく引き受けてくれて、遠いところは鹿児島から!!そして神戸、大阪、奈良、香川から400食、800個の玄米おむすびをむすぶことになりました。
みなさん、お手伝い本当に感謝します。どうぞ、よろしくお願いいたします。

お正月が終わり、昨日から日常生活に入ったのですが、ふと気がつけば、あれ、今週末の日曜日(@@;

今、大慌てで準備しています。



お米、お米、塩、塩・・・あ~お水~!!
材料の発注に大わらわです(笑)

おいしい玄米おむすびを、ココロを込めて作りたいと思います。
ライブにご参加の皆さま、お楽しみになさってくださいね。




































七種粥

2013年01月07日 12時46分54秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース
今日は七種の日ですね。
秋の七草、春の七種と言われますが、日本では古来より、年初に雪の間から芽を出した草を摘む「若菜摘み」という風情のある習慣があり、これが七種の始まりとされています。

また、「七種菜羹」という7種類の野菜を入れた羹(あつもの、とろみのある汁物)を食べて無病を祈る中国の習慣が日本に渡ってきたとも言われます。「四季物語」には「七種のみくさ集むること人日菜羹を和すれば一歳の病患を逃るると申ためし古き文に侍るとかや」とあることから今日行われている七草粥の風習は、中国の「七種菜羹」が日本において日本文化・日本の植生と習合することで生まれたものという説もあります。

「芹、なづな、御行、はくべら、仏座、すずな、すずしろ、これぞ七種」と謳われますが、これらは水田雑草ないし畑で目にするものばかりで、日本の稲作文化が遠因となっているようですね。

いずれにしても、無病息災、健康を祈願しての風習で、次代に伝えて行きたい日本の文化です。

今年は、手に入らないものもあったので、代用のものも混ぜながら
七種粥を家族で頂くことができました。
ありがたいなぁって、感謝のひと時でした。

皆さんも、ぜひ、七種粥でお腹を温めて、年末年始で酷使した胃腸を休めてくださいね。








































いただきますの法則《イノチについて》

2013年01月05日 12時12分13秒 | いただきますの法則
このブログでも徒然に書き綴ってきた食のお話を、あらためてまとめてみようと思います。

2009年から関東、関西、九州、岡山、四国で続けてきた子育て講座「ココロビオティックセミナー」も、2011・3・11以降、その年の7月で一旦お休みをさせていただいておりましたが、昨年12月から松見歯科主催のセミナーとして〈-1歳からの子育て講座「ママクラブ」〉として再開することにいたしました。DVDにまとめる予定ですが、コラムとして書けることを「いただきますの法則」として綴っていきたいと思います。
インスピレーションコラムとしてお読みいただければと思います。


この地球は今から46億年前に誕生したと言われます。
そして、38億年前に素敵な奇跡が起きました。生命の誕生です。
科学的には、いろいろな物質が化学反応を起こした結果なのだそうですが、偶然に見える生命の誕生は、百億年も続いてきた宇宙の法則に則った上の必然であり、いずれ植物と動物に進化する陰と陽の互いに反発し合いながらも相補の関係にあるイノチの出現でした。
宇宙の一部であるこの地球上に条件が整い、その地球の一部として、生命は産まれたのです。あたかも別個の生き物に見える地球の分身は実は一つのものから生まれた二つの性質というだけで、生命という唯一つのものなのだと理解しないといけないのです。
何もないところからビッグバンは起こり、たった一つの宇宙が広がり続けて、あたかも無数で無限のものが存在しているように見えているのですが、実はただ一つという一元論の世界観を持って初めて生命の在り方が理解できると確信するのです。
つまり生命は植物であれ動物であれ地球の一部であり、水星や金星なと同じ太陽の分身であり、そして、宇宙の一部なのです。イノチは宇宙なのです。
宇宙の法則に従ってイノチが育まれなくてはならない由縁なのです。



2013年、明けましておめでとうございます。

2013年01月01日 17時42分54秒 | いただきますの法則
明けましておめでとうございます。
元日の今日は、例年通り、夫の大山スキーにお付き合いです。
ここ5年くらい、私は滑ることなく、お正月早々仕事しております(^_^;)

ま、そんなことはさておき、今年は、4月に「さぬきオーガニックマルシェ」の2周年記念スペシャルイベントとして「オーガニックフェスタ四国」を開催することになりました。

3・11以降、2011年5月、9月、2012年3月と石巻、南三陸町と「東北復興ボランティアチーム・石巻ダッシュ」として活動をしました。その中で、大型バスでボランティアを募り40人以上の方を引率して行く活動に、次第に疑問(不安)を感じ始めました。なぜならば、数日であろうとまだ若い方々のイノチをお預かりすることの責任に苛まれたからです。もちろん、食材は全て厳選な物を持ち込み完全自炊の食事付きで、ルートも福島を避けるなど極力参加者の健康管理に気をつけましたが、
それ以上に、福島の原発事故のあまりにも大変な状況を知ってしまったからです。
放射能の問題に無関心でいることができなくなったからです。

また、期間限定のイベント的ボランティアという限界も感じました。
一過性のボランティアに現地の人は何を望むのだろうか?何ができるのだろうか!
被災者の方の思いとボランティアの思いのズレにココロが痛みました。
心尽くし物尽くしのボランティアという在り方、多くを失くし傷ついたココロが故の時折垣間見せるわがまま。
そのわがままを理解するには余りにもゆきずり的なイベント。
初めてのボランティアの時には全くなかった、参加者の慣れからくる不満。
裏方の私に届く声は、ボランティアに参加した充実した満足感だけではありませんでした。
「がれきの作業ばかりで、現地の人とふれあえない!」「台風で何もできなかった」
と、昨年9月に行った南三陸は惨憺たるものでした。宿舎の登米でダッシュメンバーと宿舎に単独で来ているボランティアさん、そのお世話をされているスタッフさんなど、毎食50食前後の賄いをしていた私は、毎朝4時起き12時就寝の一日中立ち仕事で、それでも「現地に行っていないたまさんには理解できんやろうけど」と言われた時は正直、ボランティアって何なんだろうか?と凹みました。
全ての段取りをとって準備して、こんなことを言われるんだと悲しくなりました。

今年の3月の田ノ浦でのボランティアでは、気が重たくあまり積極的になれずあれこれできない理由を並べていましたが、結局ダッシュのメンバーに押されてまたすることになりました。
何度も何度も回を重ねて行けず、深い交流を築けない虚しさをどのように克服したらいいのか?と模索が始まりました。
「キャンドルナイト」だったらその時限りかもしれないけれど、何か共有ができる。そして、炊き出しをすることで私も現地に行ける。
その思いで3月のボランティアは乗り越えました。
その後は、福島や東北から来た子どもやお母さん向けの講演会を引き受けるなどのボランティアで関わるようなことをしながらココロの整理に時間がかかりました。
ある東北の方の招待イベントでは、大人も子どもも、もてなしが当たり前的な態度で、悲しくなることもありました。子どもが可愛く思えないことほど辛いものはありませんでした。発する波動がいろいろな意味で傷ついているのだろうと思いましたが、そのイベントでは、子どもの名前も覚えていないような、ボランティアの主催者さんの手伝いで終わりました。

結局、昨年3月以降、東北にボランティアに行くことができず、ず~っとモヤモヤしながら一年を終えました。
ボランティアをする側もボランティアを受ける側も未熟で予想以上に大変な状況だということが大きな原因なのだろうとおもっています。

今は、東北には、もう、多くの方をお連れするのではなく、個人で行こうと思っています。





で、私にできることはなんだろうと考えた一年でした。

昨年は、そんなこともあって、脱原発の活動をしてきました。このブログではほとんど書くことはありませんでしたがfacebookを通じて、いろいろな方から学ばせていただきながら、想いを綴ってきました。

そしていろいろ考えてきましたが、この活動は続けながらも、放射能をゼロに消すことができない現実に向き合いながら、放射能の影響を少しでも軽減できるような免疫力や抵抗力のある体づくりを「食」の面から提唱することこそ、マクロビオティックを学び実践してきた経験をもとに私にできることではないかと強く思うようになりました。カタカムナに出会うことができたのも潜象の物理を見つめるきっかけとなり、学びを深めながら、お役に立てるようになりたいと思っております。


また、松見歯科の臨床でも色々な経験をさせていただいております。
食と身体とココロと精神の関係も、するすると紐解くように見えてきました。
マクロビオティックの教えに驚くほどリンクし当てはまります。
現代は本当に多くの病気が蔓延するようになりました。
もう「食」だけでは解決できないくらいになってきたのかもしれません。
私たちは「環境」も食べているからです。
しかし、何代かをたどって行けば、何処かに問題は潜んでいる、そう思います。
そして、唯一コントロールできるのは、「物質的食べ物」であるいわば食品で、私たち人間は何をどう食べるのかという「生き方」によって作られた身体を持って生きているのです。

大きな病気を抱えていても、「食」をおろそかにせず日々の暮らしを整えていけば、完治する方、軽減する方、それ以上悪化させないなど、ミラクルが次々と起きます。
でも、現代栄養学や、現代医学を当たり前に盲信したり信望したりいている中では、残念ながらセオリー通りの結となることが多いです。

栄養学や医学に足りないものは「宇宙の法則」です。

現代の教育は現代科学の域を脱することなく、片目で物事を見ているような状態です。

根拠を持ってお話できることや、わたしのインスピレーションの中での話しに留まるものになるとは思いますが、マクロビオティックと、松見歯科の臨床などを元に、今年は、いろいろ書き綴ることができればと思っております。

このブログを通して、多くの方と考えるきっかけになればと思いますのでよろしくお願いいたします。


4月のイベントは、食と環をテーマに子どもたちの未来を考えて行きたいと思います。
特別ゲストが素晴らしいです。
京都大学原子力実験所の小出裕章先生を始め、環境問題に精通した田中優さん、フリージャーナリストでIWJ主宰の岩上安身さん、曳地オーガニックサービスを主宰され、「原発をやめる100の理由」の日本語版の制作委員のメンバーでもある曳地ハルさん、トシさん。さらには、写真集「100人の母たち」を出版されたフォトグラファーの亀山ののこさん、などなど、たくさんの方が関わってくださいます。

東北への直接的なボランティアというスタイルではありませんが、常に東北を想い、私にできる活動をしてまいりたいと思います。
折々で、みなさんのお力をお借りしたり、教えをいただいたりしなくてはいけませんが、どうぞ、よろしくご指導をいただきますようにお願いを申し上げます。

一年の計は元旦にありと申します。
私の目標として、年頭に書かせていただきました。