リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

UPS(4)

2020年09月09日 15時06分26秒 | ローカルネタ
雷や停電に備えるために、自作機の最終仕上げで無停電電源装置を導入したわけですが、日本は災害が多い国です。当地ならまず水害に備える必要があります。1959年の伊勢湾台風時に、我が家は床下浸水被害を受けたのですが、今コンピュータ機器、楽器、楽譜を置いてある部屋は1階です。

うちの近所の多くは伊勢湾台風後に新築されましたが、何軒かは浸水した高さまで盛り土をしてそこに家を建てています。我が家も同じやり方で家を建てました。伊勢湾台風と同じ浸水であれば、玄関のステップが少し水がつく程度ですが、周りのすべての堤防が決壊する大きな水害が起これば水位は1階を越えます。(370年前に大水害の記録があります。昨年9月5日のエントリをご覧ください)

そういう被害が想定される事態になったらもう垂直避難しかありません。最初から大事なものはすべて3階にというのがもっとも正しいのでしょうが、いまさら難しいです。

あと日本には地震も多いですが、東南海地震での津波は多分大丈夫でしょうが、内陸とか伊勢湾奥海底断層が震源となる大地震が起こったらもうアウトです。揺れもすごいでしょうしすぐ津波も襲来しますので、逃げ切れない可能性が大です。この手の地震は東南海よりずっと周期は長いのがまだ救いですが、私が生きているときに起こらないよう祈るしかありません。

とりあえずできることは、本棚が倒れないようにするとか本が下におっこちないようにする、あと大切なデータはクラウドに、このくらいでしょうか。あとは運しだいです。すべてを守るのは不可能です。優先順位はやはり命が一番でしょう。