リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

田村厚生労働大臣

2020年09月16日 15時52分59秒 | ローカルネタ
菅内閣が今夜発足します。政治のことはよくわかりませんが、手堅い布陣でときどき話題になるトンデモ大臣はいないと言われています。ITを普及する省庁のトップがコンピュータを使ったことがない、というほとんどマンガのような方とか防衛のことは全くシロウト以下というような方は一切ご免です。

新内閣は各派閥からバランスよく入閣していると言われていますが、総裁の座を争った石破氏の派閥からもひとり入閣しています。三重1区選挙区から出ている田村憲久氏です。氏は伯父の田村元氏の引退に伴い、その地盤から出馬して現在8選を重ねています。氏と別に面識があるわけではないのですが、実は氏が政界に打って出るという初陣式のパーティーに呼ばれたことがあります。

場所ははっきり覚えていませんが、松阪市にほど近い割と普通のレストランだったような気がします。氏の後援会に入っている知り合いから、出陣パーティの余興で何か演奏してくれないかと依頼されました。私は快諾し、何を演奏しようかと考えましたが、ちょうど新しいテオルボを買ったばかりだったので、それを使うことにしました。今から30数年前のことです。

演奏した曲は覚えていませんが、たぶんピッチニーニのチャッコーナあたりを弾いたような気がします。政治家の出陣パーティでテオルボの演奏なんて滅多にないことですが(実際後にも先にもそういう依頼はありません)今から思うとすごい取り合わせです。田村氏はまだ若く初々しく、ジーンズを穿いて登壇、挨拶をされていました。新大臣はそのときのことをまだ覚えてらっしゃるのでしょうか。