08年度10月から12月の国内総生産速報が公表され、物価変動を除いた実質で、年率換算マイナス12.7%という数字が、日本中を震撼させた。
こんなに悪いのか、とあらためて思った人も多かったはずである。外需依存を続けてきたここ何年かの結果が招いたことであるというのが、大方の味方だろう。
不思議な事に、欧州や中国でも景況感が若干ではあるが高まってきているという。国の政策によるところもあるだろうが、日本では不安心理が景気悪化を助長しているとか思えない。
信濃毎日新聞の日曜論壇で、早稲田大学ファイナンス大学院教授の「川本裕子氏」が「意外に底堅い日本の内需」として、一文を寄せていた。
その中で「経済は非常に厳しい状況にあるのは論をまたないが、数字はよく吟味するべきだ。10月から12月期の落込みは3.3%で、年率の数字はあくまでそれが今後9ケ月も同様に続いたら、という仮定の話にすぎないことをまず押さえよう」
やっぱりマイナス12.7%はセンセーショナルの話題づくりであったと言える。
景気回復を願うには、あまりにマイナスなアナウンス効果であったと思う。
続き
「マスナス3.3%も中身を見る必要がある。そのほとんどは外需の落込み(寄与分3%)内需は0.3%の減少にすぎない。輸出が13.9%も減少する一方、輸入は2.9%も増えている。民間住宅投資も5.7%も増えている」
民間住宅投資5.7%を年率換算すると24.5%の拡大となるという、まるで12.7%と同じ・・・・魔法にかかったようですね。
氏は日本の内需は意外に底堅いのであるとし、パニック心理に陥っている。ただ日本は花形産業の輸出型製造業・・・・車の落込みがはげしいので、みんなの不安が増幅しているが、これまでにも日本企業は石油ショツク時代も、80円を切る円高
にも耐えてきたではないかと。
『「戦後最大の危機」などの言葉は政治的には便利ではあるが、いたずらに恐怖心理を生むのであれば逆効果だ。ルーズベルトが大恐慌時に大統領に就任した際、われわれが恐れるべきは恐怖心のみと演説したことも忘れるべきではない。』
どちらにしても内需の拡大が求められます。いたずらに必要以上に縮こまらないで、少し先を見るつもりでいきましょう。
target="_blank">こちら 】
こんなに悪いのか、とあらためて思った人も多かったはずである。外需依存を続けてきたここ何年かの結果が招いたことであるというのが、大方の味方だろう。
不思議な事に、欧州や中国でも景況感が若干ではあるが高まってきているという。国の政策によるところもあるだろうが、日本では不安心理が景気悪化を助長しているとか思えない。
信濃毎日新聞の日曜論壇で、早稲田大学ファイナンス大学院教授の「川本裕子氏」が「意外に底堅い日本の内需」として、一文を寄せていた。
その中で「経済は非常に厳しい状況にあるのは論をまたないが、数字はよく吟味するべきだ。10月から12月期の落込みは3.3%で、年率の数字はあくまでそれが今後9ケ月も同様に続いたら、という仮定の話にすぎないことをまず押さえよう」
やっぱりマイナス12.7%はセンセーショナルの話題づくりであったと言える。
景気回復を願うには、あまりにマイナスなアナウンス効果であったと思う。
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「マスナス3.3%も中身を見る必要がある。そのほとんどは外需の落込み(寄与分3%)内需は0.3%の減少にすぎない。輸出が13.9%も減少する一方、輸入は2.9%も増えている。民間住宅投資も5.7%も増えている」
民間住宅投資5.7%を年率換算すると24.5%の拡大となるという、まるで12.7%と同じ・・・・魔法にかかったようですね。
氏は日本の内需は意外に底堅いのであるとし、パニック心理に陥っている。ただ日本は花形産業の輸出型製造業・・・・車の落込みがはげしいので、みんなの不安が増幅しているが、これまでにも日本企業は石油ショツク時代も、80円を切る円高
にも耐えてきたではないかと。
『「戦後最大の危機」などの言葉は政治的には便利ではあるが、いたずらに恐怖心理を生むのであれば逆効果だ。ルーズベルトが大恐慌時に大統領に就任した際、われわれが恐れるべきは恐怖心のみと演説したことも忘れるべきではない。』
どちらにしても内需の拡大が求められます。いたずらに必要以上に縮こまらないで、少し先を見るつもりでいきましょう。
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依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家