プライベートなことですが。

2011年03月23日 | 家族
お彼岸の中日、母のところに顔を出した弟夫婦から電話がありました。「延命処置をするかどうか」を聞かれたとのこと。

 あわてて駆けつけると兄夫婦も着ていました。

 毎日少しずつ体力の落ちているのはわかっていましたが、まだ大丈夫とばかり思っていた私たちでした。

 会話も意思の疎通も出来ずに1ケ月あまり、こんなになっても生き続けることを母は望んでいまいと、毎日見舞うたぴに思えるようになってきていたのでしたが・・・。

 そして私たち6人の見守る中、スッーと呼吸が止まりました。1・2・3と心の中で思わず数えてしまうのです。兄が「おふくろー」と母の肩を揺すります。でも再び呼吸をすることはありませんでした。

 「お母さんありがとう、お疲れ様でした。」

 93歳の生涯をたくましく生きた人は、静かに眠るように逝きました。

 医師が「家族に囲まれてはなかなか無いです」とおっしゃられましたが、本当に思いがけないほどに突然でした。

 私たちフアミリーは、骨折から始まった介護生活の中で、母に寄り添い、支えてきました。施設の皆様のおかげもあり、悔いの無い介護ができたと思います。

 まだ悲しさを実感している時間が無いのかもしれませんが、母が恋しい父の元に旅立つことが出来たことに、娘として一抹の安堵を覚えるのです。

 本当に手厚い介護を受けて大往生した母は本当に幸せだったと思います。

 今回の災害で多くの方が、不慮の死をとげられています。残されたご家族の喪失感はいかばかりかと思います。

 母は亡くなりましたが、母は私たちに引き継がれています。その母の母からも、そしてまたその母からもとつながっているのだと、この頃あらためて思います。
 
 明日からの日々をそのつながりを背に、前を向いて行こうと思います。

 今まで母を支えてくださった多くの皆様に感謝申し上げます。

 ちょっとプライベートすぎることを書いてしまいました。
 

             依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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コメント (6)
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