いれなきゃあ、出てこない。

　ベットサイドの本棚が溢れるようになりました。選別して今や夫の書斎風情になった娘の部屋に移動です。かといいましても、そちらも満杯です。夫の財産が壁一面の本棚をあらかた占領しています。

　こうなると片付けるのは自分のものしかありません。と言うことで、なんとなく処分しきれないでいた「プレジデント」を捨てる決断をしました。

　この雑誌を長い事読んでいました。それなりに「こやし」になってくれたと思うのです。見出しを見ればその時期折々が思いだされます。

　ついでに駅の本棚にもって行く本も選別して、車のトランクに積み込みました。

　そして・・・・・考えました。弟子にプレゼントしょうと。まあーレアーではないから、喜ばれない事は必定ですが、それでも頭には入れないことには、出てこないものです。

　なんでもいいから、がむしゃらに読むというのは必要だと思うのです。その時期は若かれば若い方がいいのです。赤ちゃんの読み聞かせなんかいい例ではありませんか。

　弟子の車に積み替える時、これだけではあんまりと駅行きの本も積み替えました。

　読書する時間は作ろうとしない人には永遠にきません。読書した量が多いほど、人は豊かな気分になれると共に、己に自信を持つことが出来るのだと思うのです。

　その自信を維持するには、補充していかないと、ある日空っぽになった自分に気がつくのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅　中島木材の家

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