この暮は、年賀状をお出ししないので、なんとなくその分だけ慌しさが違うのかもしれません。
それでも毎日のようにいただく欠礼のお葉書にご返事を書いています。
毎年お付き合いしているところの「年賀広告」、先日電話いただいて、難しい仕事をしていた時でしたから、深くも考えずに「は~い」と即座にご返事したのでした。
昨日別のところから文章でいただきました。そこにあった「年賀広告」を見て、反応しましたね。出す年ではないんだわ、と。
「すみません、今年は・・・・」とあわてて電話したことは言うまでもありません。
私の出した欠礼の葉書にも多くの方から、心のこもったお手紙やお電話をいただきました。
3月の震災の直後の母の死でしたが、あまりにも震災が強烈でしたので、母の死そのものだけを受け止めていられなかったのかもしれません。
考えれば悲しみが押し寄せるから、今は考えまい、考えまいと心を閉ざしました。
そして時間が経った今、少しずつ、それを取り出して、心の中で母と語っています。
そんな時期にいただくやさしい言葉に、心が癒されるのですね。
母の灰寄席にご列席いただいた皆様に、母がその日のために縫い続けた雑巾に私が添えた「大正の女と雑巾」の文章。これを読んだ方が、今頃になっても感想を寄せてくださいます。
自分の母にも通じる・・・・とその方はご自身のお母様を偲ばれてそうおっしゃられました。
立派な物は何一つ残さなかったけど、大正の女の生き様を残していったのだと、とみにそう思えるようになりました。
年回りがそんな時期なのでしょうか、この暮は特に欠礼のお葉書をいただきます。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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昨日別のところから文章でいただきました。そこにあった「年賀広告」を見て、反応しましたね。出す年ではないんだわ、と。
「すみません、今年は・・・・」とあわてて電話したことは言うまでもありません。
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3月の震災の直後の母の死でしたが、あまりにも震災が強烈でしたので、母の死そのものだけを受け止めていられなかったのかもしれません。
考えれば悲しみが押し寄せるから、今は考えまい、考えまいと心を閉ざしました。
そして時間が経った今、少しずつ、それを取り出して、心の中で母と語っています。
そんな時期にいただくやさしい言葉に、心が癒されるのですね。
母の灰寄席にご列席いただいた皆様に、母がその日のために縫い続けた雑巾に私が添えた「大正の女と雑巾」の文章。これを読んだ方が、今頃になっても感想を寄せてくださいます。
自分の母にも通じる・・・・とその方はご自身のお母様を偲ばれてそうおっしゃられました。
立派な物は何一つ残さなかったけど、大正の女の生き様を残していったのだと、とみにそう思えるようになりました。
年回りがそんな時期なのでしょうか、この暮は特に欠礼のお葉書をいただきます。
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