築30年太陽光発電を設置する決意

2011年12月16日 | 住まいづくり
 原発事故は私の中で、深い反省となって日々積もってまいりました。2000年当時、ここ10年で100倍に伸びる市場は「太陽光発電」と予測してはばからなかった当社の社長でしたが、その見通しが少し変わったのは、日本が原発に舵をきったたからでした。急に国の力入れがなくなり、世界の最先端の立場はドイツに奪われてしまったのでした。

 安心安全・平和利用の言葉を鵜呑みにしていた私です。海辺でもない私は、都合よく「見ざる・言わざる・聞かざる」のごとくまったく「猿」のレベルの知識しかもっていなかったのでした。

 あの世界を震撼させた日々の後でも「ただちに影響ありません」の言葉を都合よく、素直にきいていました。

 でもあれから9ケ月、ことが具体的になるまで生きて見届けられる年齢ではありませんが、幼子のことを思えば大人として何ができるかを考えるのです。

 私にできること、原発に頼らない社会のために、節電と共に「太陽光発電」を付ける決心をしました。

 長いこと迷っていました。築30年の我が家に付ける価値があろうかと。今まで築年数を考えて、検討する必要がないと思っていました。

 でも今私にできることはこれ以外にはありません。そして設置するということは、確実に10年は今の家に住むという決意が必要でした。

 建て直しは子供たちの時代に任せることとしていました。手を十分かけた今の住まいは30年の日々を経ても十分すぎるほどに頑丈なのです。ただ一つの難を言うならば、その時代の最大の欠点である結露です。この結露による「カビ・ダニ」は子供たちのアレルギー体質を生んだのでした。

 我が家に来ると鼻をこする息子に、この家での同居を強いることがどんなに酷なのかがわかるのです。
同居するなら、建て直しか離れしかないのです・・・・。

 でも太陽光発電を選びました。今しなければならないことを優先することにしました。

 国の買い取り価格と補助金も背中を押してくれました。来年度以降これ以上条件がよくなるとは、私のアンテナで測るかぎりないかもしれないと思ったのです。

 銀行に預けてもわずかな金利しか付きませんから、投資としての価値も充分あります。また消費をして世の中にお金の循環を起こす事も必要なのだと思うのです。

                       依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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コメント (2)
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