秋の抒情詩

2008年11月19日 | 日々のこと
穏やかな天気を確かめて、ポスティングに歩く。強い霜がまだだから、秋の花も美しい。名も知らぬ洋花が増えた。寒さにも強そう。今年は柿が豊作だが、収穫されぬままに柿色が花のように晩秋の青空に映える。
 あちこちのお宅で柿のれんが見られる。その干し方が多様で、ついついチェックしてしまう。洗濯バサミが付いた四角いもの干しに干してあるお宅は悪天候対応のようだ。太いビニール紐を使っている方のは、これは苦労なされただろうと、自分の経験から察してしまう。
 おだやかな秋の日を浴びていっそうおいしくなるだろうな。

 午後から気温が下がり始め、風が強くなる。赤い葉を残していた桜も丸裸になった。アカシヤと唐松の葉が空一面に舞う・・・・見事な眺めだ。
長野牧場に面した駒場団地のお庭は・・・焚き火しておいもが焼けるくらいだ。
おじいちゃんやおばあちゃんがせっせと掃き寄せている。吹き溜まりには赤いもみじに黄色のいちょうに桜の赤も加わり、この季節の風情がただよう。

 天を見上げつつ、まだすべての葉が落ちるには、幾度かの寒い朝を迎えねばなるまい。今夜は浅間山に2度目の雪が降るだろう。
                   依田 美恵子
  

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インド旅行記・・・・その8

2008年11月18日 | 
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やり溜めした仕事も底を尽き、日常の仕事に追われる日々が到来し、なかなか旅行記の続きが書けない。何はさておき忘れないうちに研修を書かねばなるまい。

 今回の目玉はデリーから車で1時間半ばかりの、ソネパトの企業の工場見学である。デリーの町の渋滞を抜け、国道1号線・・・カシミールまで通じている・・・を走る。今3つの工業地帯をつなぐ高速道路が建設されていて、デリーに入らなくても工業地帯に入れるようになるのだという。どちらにしてもデリーの渋滞はすざましい。道路の信号を無くして渋滞対策をしているようだが、車の増加には焼け石に水だろう。

 信号を無くしていると聞いた時は、目が点になった。とても私たちには道路を渡れない。デリー市内では交差点の代わりにロータリーで対処しているところもあったが。

 収穫されたお米を運んでいるトラックが目に付いたが、インドで1番のお米の工場があると聞いた。そこらしき所で野積されてシートをかけただけの麻袋の山を見た。乾期だからいいのかなー、なんて思ったりして。

 工場地帯に近づいたが、周囲はまだ農地である。それぞれの工場が有刺鉄線や高い塀で囲まれ、入口には銃を持ったガードマンも見える。この国も銃の所持は認められているのだそうだ。

 最初オフィスで説明を受ける。もちろん英語で。・・・大丈夫です、この企業とパートナーを組んでいる日本の企業の29歳の青年が通訳してくれましたから。

 私がその内容をどこまで公表していいのか、・・・・本当は忘れてしまっていたりして。
 インドとデンマークと中国とフランスそして日本それぞれの会社が集約してボリューム効果を出すための会社。そのための工場が完成間近だった。作っている製品がアジアで一番、世界でも有数の生産ができる工場とは、10000坪の建坪だった。ランニングコストを減らすために、陽の光を取り込み、通風にも考慮されていた。
2階建てと言われたが、1階部分が敢えて地下になっていた。そこは倉庫となっている。倉庫も棚が一面につくられていた。最新式の搬送装置もつくのだろう。

 地下の利用は1階の陽の光と通風を考慮の結果だろう。地下の水は大丈夫なのでしょうか?って思わず聞いてしまいました。日本のパートナー会社の社長さんもそれが気になったというが、周囲に水はけの設備をしているという。

 10000坪の工場で一部稼動が始まっていた。機械は中国製だったり、デンマーク製だったりする。中国製なら日本の5分の1だとか。
 日本の中古品をもってきてという中国の工場をみていた私の感覚からすると、世の中が大きく変ってきていることを感じさせるには十分だった。

 お客様(主にアメリカの)の要望を反映できる設計を含めたチームがあり、安い生産設備とデンマークの国からサポートで高い品質を保持できるのだという。
 来春にはこの工場に1500人からの人が働くという。
 
 オフィスで説明を受けている時に停電となった。この国のインフラはまだまだだ。工場には5000KWの能力がある自家発電の装置が備えられていた。

 日本の会社は生産委託という形で参加しているという。それって世界中に販売することだよね。下請は価格の値下げの要望にこたえ続けなければならないけれど、世界の中でシェアを占めれば、自分で価格が決められるということだ。

 なんとすばらしいことではないか。社長の英語の会話を聞きながら、まずそこから違うのよね、と思った次第。うーんやっぱり孫には算数と英語か、と思ったりもして。

                           依田 美恵子
  

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唐松の紅葉・・・信州の風物詩

2008年11月17日 | 日々のこと
会社の横のりんご畑の唐松も長野牧場の唐松も黄金色に色づき始めました。「もみじ」や「かえで」とはまったく趣が違う紅葉です。その色合いが日毎に濃くなり景色を変えていきます。・・・・信州の風物詩のひとつです。

 小学校の2年の時、グループに分かれて新聞を創ることとなりました。その題名を「唐松」にしたら、先生がこれは長野県の木でよそには無い木だから、とてもいい名前だと褒めてくれました。

 これが私の長い唐松人生の最初の出会いだったような気がします。時に昭和30年代は唐松の植林が最盛期を迎えつつあった頃でした。

 ここ暫くの間は会社の構内も駐車場も唐松の落ち葉で・・・・掃除したことないのでは状態が続きます。・・・これがたった一つの難です。だから落葉松と言われる所以です。カタカナでラクヨーはロシアの唐松のことを言っていましたが、語源は落葉なのだと、最近納得していますが、本当の所ご存知の方いらっしゃいますか?

 北洋材の業界も先輩方がだんだん人が少なくなって寂しいかぎりです・・・これって私が齢を加えたせいもあるのですが。

 真っ青な空に唐松の紅葉が映えます。誰でもが詩人になれますので、デートスポットですよ。唐松の落ち葉は柔らかく踏み心地が最高。図書館側から入ってグランドの横が散歩コースになっています。是非お試しあれ。

    依田 美恵子
  

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同窓会レビュー

2008年11月15日 | 日々のこと
旅行記はお休みです。今日は年1回の同窓会の食事会です。同窓ということが無ければ、絶対に友人になることがなかっただろうと思われるところが不思議です。住む場所も年代も違うけど、同じ学び舎で過ごした日々の思い出はつきません。

 学生寮で過ごした懐かしいエピソードにも事欠かず・・・・・寮生による冬休み前の演芸会が話題になりましたけど・・・・気分はすっかり当時に戻ってしまいました。

 あの先生この先生・そして共通の友人のお話から、いっしかご近所に同窓生がいたのに知らなかったというところに落ち着くのでした。

 学び舎を離れて幾十年、最新の専門の情報が欲しいというお話がでました。
年代を超えてのネットワークをつくってほしい。同窓会の本部もそれを望み推奨しています。
それでも同窓会レビューって大変のようです。最初の一歩を踏み出す勇気が必要なのかもしれませんが、とても楽しい会ですのでデビューしてください。
                      
                       依田 美恵子
  

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インド旅行記・・・・その7

2008年11月14日 | 
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日程表の夕食にホテルレストランでビュッフェと続いていた。確か・・・・食べ放題方式なのかと想像はしたけど、やっぱりそうだった。5つ星レストランの宿泊でも、食事はこんな方式かなと思った物だった。

 水がダメで、氷がダメで、さらに生野菜にカットした果物も、いやいやチーズもとなると、ナンにカレーのパターンだ。牛肉がなくて豚肉がないとなると、メインディツシュは鳥肉となる。こうなるとフルコースもビュッフェスタイルだろうと関係ない。食べれるものを選べるだけ良しというところだ。

 どちらにしても外食産業は盛んではないようだ。女性の進出についてガイド氏に尋ねた時、女性が家にいなかったら、誰が子供を育てるのですかと、正統論を言われてしまった。当然家にいて食事を作るものであるから、みんな仕事が終わればまっすぐ帰宅するのだそうだ。もっともお酒を飲まないお国柄でもあるから。

 ガイド氏はベジタリアンである。もちろんお酒は飲まない。日本の観光客の中にはお酒を無理強いする人もいるが、その時は真似だけするという。そして15年来毎週火曜日は断食をするという。・・・・えらいというか・・・すごいというか、わが身の飽食を恥じてしまいました。

 インドではベジタリアンが6割もいるという。太陽のエネルギーを直接取り込むからいいのだという。考えてみれば肉1kを生産するのに、何十Kの穀物が餌として必要だ。魚の養殖だってしかりだ。日本人もベジタリアンが増えれば、食糧問題も自給率も変わってくるだろうなと、あり得ないことを考えてしまう。ついでにメタボも。近未来世界中で食糧不足になれば、必然かもしれないけど。ベジタリアンはこの国の食糧問題の救い主であることには間違いないようだ。

 昼食は街のレストランだ。インド風に右手を使って食べようかなと思っていたけど、おしぼりもないし、手を洗うにも不自由で・・・・試せなかったな。
 どちらにしても、チキンフライがメインなの・・・・実を言うと好きではないの、普段なら絶対手はださないんだけど・・・毎日これだから。郷に入らばというか食べ物は現地主義なので、何でも挑戦がモットーで頂きましたよ。みなさんおいしいって評価していました。

 さすがに3日目当りからは、カレーの顔も見たくないって言う男性もいましたが、毎回いろんな種類があってけっこう美味しかったですよ。これ観光客向けにはできているのでしょうね。辛さのせいでついついナンを食べすぎ、しっかり太って帰ってきました。

 最後の夜は日本食でした。ズーッと生ものを絶ってきたのに、お刺身です。ここまで来ればイチカバチかです。添乗員さんのお話によると、この位の人数(20人弱)ですと4~5人はお腹をこわすそうですが、今回は誰一人こわさなかったとか。一同、皆さんにご迷惑がかかればいけないとそれはそれは自重した食事を続けましたから。五つ星ホテルでも、ここまで我慢するかと思いましたよ。


 ガイド氏の人柄があまりにすばらしかったので育ち方をお聞きしました。彼によると彼のご両親はもっとピュアだそうです。「私は仕事の上で嘘をつくこともありますが」と謙遜していました。
このガイド氏は現地で仕事をしている方のお墨付きのご紹介でした。
                       
                         依田 美恵子
  

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インド旅行記・・・・・その6

2008年11月13日 | 
色とりどりのサリー姿に目を奪われる。きれいな色が多い。下にぴったりとしたТシャツ風の色合わせも、着こなしのうちかもしれない。シャツにパンツにショールを巻く人も多いので、ガイド氏に2通りあるのですかと尋ねた。あれはサリーとは言いませんと、そっけない。それはどうも北西部の民族衣装のようだ。

 サリーは結婚した人が着るものだそうだが、最近は着るのが難しいので着ない人が増えているという。5~6mの1枚の布を襞を作って巻きつけるという単純なもののようだが、それだからこそそこには熟練が必要なのだろう。

 みやげ物屋で2時間でサリーを仕立ててくれるという。そこでサリーの布を選んでいた日本人が同宿だった。夕食前のラジャスタン民族舞踊ショーに飛び入りで参加したのが、その仕立て上がったサリーを身にまとった若い女性2人だったが、どうしても借り着という印象がぬぐえなかった。・・・・やはり着こなしが難しい物なのだと納得。

 サリーの背中の部分は肌が見える。堂々とした婦人のたっぷりしたお肉を見ると、私が着てもああなのね、とついつい目がいってしまうのだ。もっともこの国ご婦人の太っているのは、夫の甲斐性だそうだ。・・・・生まれる場所を間違えたか。

 11月は日中は30度だが、湿度がないから日陰は過ごしやすい。雲ひとつない青空だが、朝は靄におおわれている。これってスモッグかと思ったが、ガイド氏は靄という。朝方は涼しい、ホテルも毛布を追加するようだ。明け方は寒くてと空調の数字をあげても暖房にはならなかったという。もっともだろうな。

 こんな快適な季節のせいなのかしら、帽子をかぶっている人にお目にかからなかった。だから日焼けして黒いのかしらと想像してしまったけど。

 乾期のこの時期、埃っぽいの一言だ。喉が弱い人はマスクが必需品のようだ。
樹木を含めすべてのものが埃をかぶっている。走っている緑と黄色のオートリキシヤもバスも・・・・洗いたい!!・・・と思わせる。たまにしか洗車しない私が思うのだから、それはそれはである。
 そのオートリキシャは日本の人力車が語源だそうだが、オート三輪車で定員は2人という雰囲気だが、大概あふれるほど人が乗っている。5人はザラ・・・どうして乗れるの・・・後ろにはみ出ているよ。もっともバスでさえ取っ手につかまって乗っているものね。思い出しましたよ、昔の日本、やっぱりこんなだったもの。
                  
                              依田 美恵子
  

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インド旅行記・・・・その5

2008年11月12日 | 
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今回の目的の研修について・・・・記憶が薄れてしまわない内に。
 カリヨン銀行はフランスに本拠を置くユーロ最大の銀行グループの投資銀行部門である。日本の農林中金みたいなものと説明があった。

 説明をしてくださった山田氏はジャパンデスクの代表でこの4月から現職とのこと。もう一人の山口さんはインド最大のアーンストアンドヤング会計事務所に勤務し、インド進出のコンサルティングをなさっているとのことだ。2000年に駐在員としてきて、インドにほれ込んでこの地に残るためにこの職に移ったのだという。

 インドに惚れたって何に?・・・・そこがとっても気になったんだけど・・・それは私だけではなかったらしく質問に出ました。
 伸びている国で、勢いのいい仕事がしたかった、がご返事でした。うーん私としては違った答かなって思ったりして。
もっとも彼は「それまでがそうでない仕事ばかりが多かったから」とも付け加えましたけど。

 

 インドの概要を聞く。日本の8.8倍、中国の三分の一の国土。中国に続いて2位の人口、11億人は2001年の数字、きっともっと多いだろう。人口の50%は25歳以下、2035年には中国を抜くだろう予測。街を歩いても幼児の姿を見かける。

 宗教ヒンドゥー教81.4% イスラム教12.4% キリスト教2.3% シーク教1.9%
仏教0.8% ジャイナ教0.4%2001年国勢調査より。

 アンベールで ジャイナ教のお坊さんを見かけました。まったくの裸です。ガイド氏が写真を撮らないでとあわてて制止しました。衣服を身につけず、はだしで乗り物に乗らないのだそうです。

 公用語はヒンディー語で40%、使用言語30以上方言を加えると2000前後。準公用語が英語で3000万人が話すそうです。

 リスクの高い国ではなく、比較的ルールはしっかりしているという。複数政党が選挙で交代していて、議会も活発。独立した司法・報道の自由・宗教の自由もある、世界最大の民主主義国家だという。

 中国・インドは競い合って成長を続けてきているが、インドの特徴はサービス産業の伸び、特にIТ産業が活発ということである。

 どうして経済が発達したかといえば、現首相のシン氏が財務大臣の1999年以降にとった規制緩和がその要因である。ライセンス制度の撤廃、そして民間企業の成長による市場型経済への移行だ。
 テレコムの加入者数が過去4年で3倍、なんと2008年にて3億人を突破・・・・なんたって人口が人口だ。大きな市場は魅力的。
 保険も2007年にてGDPでのシェアが2.6%へ成長(生保1.96%、非生保0.67%)金額で言えば1.7兆円、4年で5倍

 すばらしい市場です。
ここに外国が直接投資をするとなると、自動認可のケースと事前認可の承認が必要なケースがあるのです。自由化の進展により、多くの分野で自動認可ルートでの外国企業による100%出資が可能のようですが、小売業のような国内の零細企業を保護するものには制限があるようです。

 それでも空港の再開発・通信・原子力関連などは74%まで、防衛産業・保険・放送などは26%まで出資できるとか。
 最近日本でも空港関係に外資うんぬんがありましたので、気にして聞いてしまいました。

 外資の導入もすごいのですが、サービスの輸出としては、世界の優良企業500社のうちの80%がインドヘアウトソーイングを実施、125社が研究開発センターをインドに保有。これこそインドの人件費の安さと優秀な知能の証明です。またコールセンターなどは人件費と英語力というところでしょう。ソフトウェアの輸出金額は過去10年で15倍になったそうでする

 また製造業の調達拠点としての基盤ができつつあります。最近ジェネリック薬品って言葉を良く耳にしますが、こちらも盛んです。そうです医療も最先端をいっていますよね。わざわざこちらにきて手術をするなんて話も聞きますから。

 日本円で25万から30万円のタタの国産車が日本でも話題になりましたが、11月中にはというような話もあるようですが、自動車関連業界の方たちはちょっと疑問視もしていました。

 ここからが一番の問題なのですが、この国に工場を造作ろうとした場合です。
作ったとしても、その後の税の問題は避けて通れません。この当りはとても複雑で私の手におえません。この当りは説明をしてくださった山口さんの分野のようです。面白いのは関税の中に教育税なるものがあって・・・・まことにインド的だと思いました。
 なぜって、道路の両端に連綿と続くゴミが、最初とても気になったのです。それが、掃き集めるけれど片付けないから、また広がってというふうに見えたのです。
ガイド氏が言うには、教育の問題なのだそうです。・・・・腑に落ちるようでいてなにか????でした。

 ゴミの問題はまた後で触れることがあるかもしれません。

                       依田 美恵子
  

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インド旅行記・・・・その4

2008年11月11日 | 
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マンションブームが起きている。農地がつぶれると・・・と言っていたガイド氏が、マンションを3つ持っていると聞きだしたのは同行者の一人だった。

 言葉と行動のミスマッチに???と思ったが、いよいよ観光を終えて4日目、カリヨン銀行さんの研修時、質問の中でマンションの話が出た。2000年に赴任した時、200万円位だったものが今は10倍ですとのことに、ガイド氏の来年は倍になりますと語るのもうなづずけた。

 しかし上がった物が下がる経験をした私達には、バブルにも見えない訳ではない。一抹の不安を感じさせる。今現実に起きているサブプライムローン問題もこの国だけを避けて通ることはあるまい。
 シン首相さえ「遅かれ早かれ」と談話している。
 最後の日昼食の席が一緒だった。「マンションの値崩れがあるのでは」と水をむけたら、「かといってお金をどこへ向けたらいいんでしょう」と逆質問されてしまった。「えー」と思ったけれど、そう言われても、タンス預金という訳にはいかないお国の経済事情もあるでしょうから。

 この国、実質経済成長率もここ暫くは9%、インフレ率は12%にも及ぶ。銀行の貸出金利の高さも半端ではないから、この国で事業をするということは、自己資本で無い限り10%は金利のために働かなければならないことだなと納得してしまう。・・・・日本の低金利もそのゆえんだけど。

 それにしても、稼げる人は稼げる国なのだと、物乞いの多さにへきえきとしながらも感心するのだ。

 物乞いは無視するが一番です、言葉を発するとしっこく付きまといます、と教えられた。お金を渡すとどっと寄って来ますという。無視することは、見ることが出来ないということの裏返しである。これもまた不自由なことである。

 レストランを出たところで、小学生も低学年位の子ににっこりと笑いかけられた。つられてにっこりした途端、でんぐりがえしが始まった。それも一人ではない。「あーしまった」と思ってももう遅い。チップを渡したが、同行者みんなも手を出されて・・・・。後で現地に詳しい人から「あれは危ないですよ」と忠告を受けた。

 たった1週間ばかりの滞在だったのに、物乞いの姿を数多くみた。心が痛まない訳ではない。お誕生を過ぎたばかりと思われる幼子が、母親とそっくり真似た物乞いのしぐさを車窓越し見た時はさすがに身につまされた。
 到着した日、一般的なカースト制度の説明をもらったが、この制度は私達にはとうてい理解できないものである。目の前に見える物とこの因果関係はわからない。同行の誰もが、この制度については触れ得なかった。

 観光シーズンを迎えると、物乞いの数が増えるという。大使館に勤める女性は、この国に暮す人と思われてターゲットにはされないという。
 路上生活者も多い、夕刻歩道で煮炊きしている姿をしばし目にする。牛が悠然と歩く姿や、馬車にらくだに象そして猿にと目にする動物にはことかかない。
 カラスにまでえさをあげていた。・・・・不思議な国だ。それがまたこの国の魅力なのだろう。

 渾然としている、しかしこれはこれでバランスがとれているのだと不思議に納得できるのだ。
                       依田 美恵子
  

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インド旅行記・・・・その3

2008年11月10日 | 
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IТ産業は世界1とガイド氏も言った。まさにその部分をかいま見たいと私は思っていた。

 長いバスの中何か質問はありませんかと横に座ったガイド氏に、そこを見てみたいと言った。インドが発展していくには、雇用の拡大が必要なんでしょうね、と付け加えた。

 しかし彼は、良いように見えるが、そこには農地を失った農民がいることを話してくれた。森が無くなって、鳥もいなくなって、そう鷹も見なくなってしまったと、彼が悲しそうな目をしたのを見て、私は口をつぐんだ。

 貧富の差を見れば雇用の拡大しかないと単純に思っていた私には衝撃な言葉だった。だが、ジャイプールからデリーに近づいたあたりで、私が見た物は工場地帯だった。デリー市内は工場を作れないし、移転もしている。当初土地の買収で問題があったタタの自動車工場の話はきいたことがあった。

 今は政府が土地を買い上げて工場団地をつくっているという。デリーから2時間当たりの道の両側にズッーと続く杭を打たれた農地を見ていると、私の想像以上の規模でそれが進んでいると思われた。ガイド氏が土地を手放した農民の行く末と食料問題に触れたことが、杞憂でないことを知ったのだった。

 インドは若い人が圧倒的に多い国だ。25歳以下が50%だという。幼児が目立つのもそのせいだろう。世界の工場としての魅力は十分だ。
デリーに1時間当たりには工場が次々と工場が現れ、共に高層のマンション群も出現した。ショツピングモールもあり、今まで見てきたインドの別の顔である。

 造成・工場の建築・マンションの建築・道路の拡張で大きな重機が目立つ、そして道路はトラックの列である。それがデリーに入るとトラックが消える。時間制限をしているようだが、デリー周辺の資材の搬入のためなのだろう。片側4車線、信号も少なくしたという。急激な車の増加がインドルールとも言える運転をうみだしているのだろうか。もっともキズを持つ車も多い。
故障の車も多い・・・・自分で修理している車を車窓から良く見かけた。

 空港も新しい滑走路を作っていた。世界で2番目といっていたが、何が2番目なんだろうか、記憶に残っていない。今デリーは2010年のイギリスの植民地であった地域の大会が開催されるのだそうだが、それに向けて道路や地下鉄の工事が急ピッチで進められている。私の目から見ると、工事場所は広げたけれど、みんな放りはなしに見えるけど、これもインド方式なんだろうな。

 続きはまた。                    依田 美恵子
  

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インド旅行記・・・・・その2

2008年11月09日 | 
 宿泊2日目はアグラ。美しいリゾートホテルだ。レイとウエルカムドリンク、そして額に赤い印をつけてもらってチェツクイン。3時間半の時差にもまだ馴染めず9時半には就寝、もっとも日本時間だと夜中の1時だ。

 モーニングコールの電話がなった。夫がサンキューと受け取る声を聞きながら、朦朧とした頭で、1度も目覚めないほど熟睡した割には、まだ眠いと思いつつ起床したのだった。

 チャイムがなって、「お寝坊したのかしら?」と思いきや、パスポートとビザナンバーを問うボーイの声。「これって何????」時計をみれば11時15分である。
寝入りばなの熟睡中じゃあないの。ところで何でパスポートにビザとなるの。

 片身はなさずのパスポートを簡単に渡せるはずはない。こんな時こそ添乗員と思ってフロントを通しての内線だが、お呼びしても出ないという。
仕方ないボーイの名前を確認してから、両手でしっかりとパスポートを握ったままナンバーを確認させる。おまけにハズバンドのもとのたまう。これって全員に確認なの?

 どう考えても腑に落ちない。フロントに電話して、日本語が話せるかと問えば、英語ならと答える。仕方ないからストックの少ない片言で文句をつけたけど、とってもそれだけでは気がすまなかったので、日本語でもしっかり付け加えて溜飲はさげたけど。

 モーニングコールと思ったけど、その電話だったのね。
その後フロントからチェツクができましたという電話があったけど、いったん覚めた眠気が突然に訪れる訳がなく・・・・貴重なる入眠剤のお世話になったのでした。

 翌朝添乗員に聞けば、私達の電話をモーニングコールだと思ったと言うけれど、どう考えても時間帯が悪いわね。チェツクインの時のナンバーの数字が読み取れなかったのが原因とか。・・・・人騒がせな。


 昨日・今日と私の家のすぐ近くで内覧会です。昨日ご近所の方が大勢見えてくださいました。とっても寒い日です・・・・別に温かいところから帰ってきたばかりだからではありません。寒いのです。
 柿の葉が霜で落ちて豊作の実が花のようにきれいです。当社の社長私の柿のれんに触発されて、400個柿を剥いたとか。・・・・のりやすいですね。

                         依田 美恵子
  

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