先月のおもちゃ病院で入院となっていた「音と光の出る剣(名前が判らず)」の修理に取り掛かった。
症状としては、配線切れで、音と一部のLED点灯はするようになったのですが、剣の部分に有る発光部が光りません(赤・黄LEDと透明・青ランプの4個で1ブロック構成)。
ランプを使っているのは、当時白色・青色LEDが高価だったのかなと勝手に想像していますが。(単体で電圧を加えると点灯します)
外観的にはチップの小信号ダイオードが2個外れて(パターンごと)いました。基板が両面白色レジストで覆われているので、パターンを追いかけにくい点も有ります。
チップダイオート゛は手持ちが無いのでディスクリートダイオードIS1488のリード線を曲げて取り付け。ランドごと剥がれているので、そこに繋がっているパターンのレジストを剥がしてはんだ付け。パターンは弱いのでダイオード本体を基板に接着。
これでも、やはり点灯しないので、スイッチらしき部分を探して見る。
そうすると柄の可動する部分の線状のものが金属で出来ている。(可動部と固定部の2箇所)
これを引き下げて、指で両方の電極を触ってやるとLEDが先端に向かって光る様になった。
人体抵抗により回路が動作する原理の様だ。
大人の手の大きさだと、わざわざこのような操作が出来ないので気が付かなかった。子供の手の大きさだったら、自然と両手を使って握るので、この様な作りになっているのだろう。
これは、メル友の先輩ドクターから、少し前に届いた、このおもちゃとは関係の無い、同じ原理の修理報告がヒントになった。
キー(赤と青の2種類)を差し替えることで、この色で光ることも判った。
使い方を聞いておくべきだったと後悔する。