トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

電子工作サークル(第73回)

2010-10-17 15:14:00 | 電子工作

今月は2週続けての開催なので、出席率は低かった。
トライアックとダイアックの廃棄品が入手出来たというので、これを使った調光器を作ることにした。
回路は秋月のキットを、そっくり頂戴したが、ボリューム250kΩが無いので、500kΩで代用。
一発で動作したが、ボリュームの遊び(無点灯範囲が多い)が有るというので、ポータブルオシロで波形を見てみた。教科書通り、綺麗にON/OFF比率が変化している。
シリーズ抵抗2.2kΩを大きくしたり、CTの0.1uFを0.047uFに変更したりしてみたが、現状が最良の様です。
もう一方では、バーサライタのソフトで議論が活発に行われていた。
VBを使って、バーサライタのPICに書き込み/読み出しをするのだが、うまく通信が出来ない。しまいには、キャラクタをどう送ろうかとホワイトボードに書いての議論。持ち帰ってお互い調査することになったみたいである。
新人さんも2作目の工作「LEDセンサー」に取り掛かり製作完了となったが、動作しない。原因は電池ボックスの配線が逆だった。赤が+黒が-であることを我々は当然だと思っていたが、初心者には、これが判らないことによる間違いだった。
接続し直して、ボリューム調整で正常動作となった。
まだまだ、半田つけの要領が難しい様なので、要領が書かれたマニュアルを渡した。

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TL431A光振幅変調器

2010-10-17 09:26:51 | 電子工作

Img_7929_r Img_7930_r Tl431ampkairo先日の実験に引き続き光通信送信機用のLED変調部分を追加してみた。単純に、負荷抵抗の代わりにLEDと電流制限抵抗を入れて見た。

回路図も作成してみた。

すでに製作してある受信機で受信してみると、無信号時ノイズが気になるが、信号入力時の音声は歪みが少なく聞きやすい。ダイナミックレンジが広いのかも知れない。

今度は受信機側にも応用出来れば、全てTL431Aで安価に製作可能になる。

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TL431Aをアンプとして使う

2010-10-16 19:50:02 | うんちく・小ネタ

Tl431aampTL431Aは「シャントレギュレータ」として一般的だが、データーシートの応用例を見ていて以前から気になっていたアンプとしての用途だ。ブロックダイヤを見るとOP-AMPに電流ブースターが付いた様なものだ。

光通信送受信機をサークルや遊び塾で製作しているが、音声信号を光の強弱に変える(AM変調)のに、低電圧オーディオ・パワーアンプとして一般的なLM386またはTDA2822Mを使って、スピーカー出力にLEDをつないで行っている(丁度、電源電圧の1/2になるのでバイアスが掛かる)。
Img_7928_rTL431を使用して負荷にLEDを直接接続出来れば、簡単にAM変調が出来るのではという発想で実験してみた。回路が簡単なので、作りやすかったが、またTL431Aを逆方向に実装してしまい、さらに電解コンデンサの極性も逆で悩んでしまい、動作するまで1時間弱掛かってしまった。
TL431Aは秋月で10個100円とOP-AMPよりずっと安い。
歪を最少に調整するため、レギュレーター電圧を可変するための抵抗に応用例では15kΩ+8.25kΩ 固定抵抗を100kΩ半固定抵抗に変更。直列抵抗の232Ωは100Ωに。電源電圧は5Vとした。
Img_7925_rImg_7927_r入力信号はCR発振器を使用、10Hz~1MHzまで可変。 入力レベルは-50dBとかなり小さい。
歪が少ない(オシロ画面だけの判断だが)時のカソード電圧は2.7V、この時のREF電圧は2.47Vだった。
1kHz入力時のDC波形とAC波形が左の写真である。
AC波形のP-Pで1.28V、DC波形では谷の部分が2.14V、振幅が1.32Vだった。
シャント電圧を上げると+側がクリップしてくる。
矩形波入力でも確認してみたが、応答特性も良さそうだ。
消費電流は13.4mA
インピーダンスマッチングは行っていないので正確では無いが、300Hzから90kHzまではレベル差無し(但し、60kHz付近にピークが有り、この部分のレベルが少し盛り上がる)
LEDをどう繋ぐか、ゲインを可変出来ないか(負帰還をかける)は、今後の課題だが、可能性は出て来た。
オン・セミコンダクターのデーターシートでは「Simple 400 mW Phono Amplifier」の回路が載っていて面白い。

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入院おもちゃ修理(その2)

2010-10-16 15:19:03 | おもちゃ病院

先日紹介したもので、難しいおもちゃの修理に取り掛かった。
【トーマス・プラレール】
Img_7914_r特殊ピニオンギアは先輩ドクターに探してもらったり、模型店を探したりしましたが見つからず、先輩ドクターのアイデアで行いました。
割れている断面を少し削り、ステンレス細線で締め付けるというもの。但し、どうしてもステンレス細線の反対側が開いてしまうので、細線に近い側がクラウンギアに当たる様に差し込みしました。
もう1つ原因が有りました。
スライドスイッチが接触不良ぎみで、ここでの電圧降下が0.5V程度有り、モーターのトルクが弱くなっていました。
(これは、ドクターでしたら、どなたも経験と思います)
これを交換。それでも、車体を合わせてねじ止めすると動かなくなるので、動くタイミングの隙間に、圧着端子厚みを入れました。これが限界です。
【アンパンマンわくわくお風呂スライダー】
Img_7911_rポンプ部はやはり湿気およびグリスの劣化によりモーターの軸受けが食いつき回らなくなっていた。分解して清浄しグリスを塗布し組み立て直す。モールドは接着されているので切断しかない。これが、うまい方法が無く、鋸刃かルーター(熱でモールドが溶ける欠点がある)で行う。
Img_7909_rImg_7910_rモーターを押さえている支柱4本が折れていたので、この代わりとして錫メッキ線をリング状にし、支柱代わりに、これも鈴メッキ線でリングに半田付けする。

切断した部分を合わせるのだが、鋸刃の厚さ分隙間が開くので自己融着テープを巻き付け更にビニールテープを巻き付ける。スイッチ不良についてメーカー(アガツマ)に連絡したところ5個送ってくれましたが、機種によって取付ピッチが少し違う様で、今回のには改造(中身のスイッチ本体の交換だが、配線が防水の接着をしてある)が少し大変なので、現状のままにしました。。
あとは接点部分も端子部の酸化被膜が接触不良の原因となるので、全て磨いて締め直しする。
実際に水が吸いあがるかチェックする(モーター配線を外す場合が有るので、この時は要注意。このポンプだが、メーカーでは500円(送料込)で提供しているとの情報をいただきました。
これで、入院おもちゃの修理完了で、一安心です。
【ロッドアンテナの代用】
Img_7913_rあと、100円ショップで購入した「ピックアップツール」がラジコン送信機のロッドアンテナに使えそうです。(今まで受け付けたラジコン送信機を見るとアンテナ折れの比率が多い:アンテナの修理まで依頼する方は少ないが、到達距離を伸ばすため、自主的に間に合わせの材料で作って対応している)
クリップ部がM3のねじ止めですので、これを外して付けられそうです(径は太くなるが)。材質も磁石に付かず、電気抵抗も殆ど無いのでアンテナと同じ(というか、そのまま流用したと思われます)真鍮にニッケルメッキと思います。

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おもちゃのラジコンも2.4GHzに

2010-10-15 17:35:25 | おもちゃ病院

先日、セラミックグリスを購入しようと、専門店は残業の帰り閉店時間になってしまうので、会社近くの「ヤマダ電機」に出掛けてみた。
あいにくとプラモデル用の塗料類は置いてあったが、メンテナンス用の材料は無かったので、ついでに玩具売り場を眺めて廻ってみた。
大体2000~5000円程度の価格帯が多い様だ。
先日修理した「ショベルカー」に類似したものもラジコンタイプが売られていた。
その中で、初めて知ったのは、おもちゃのラジコンでも2.4GHzの周波数帯を使ったのが販売されていたことだ。
これが壊れて「おもちゃ病院」に持ち込まれても、測定器は無いし、どうにもならないなと、ついつい考えてしまった。

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意外なもので光空間通信

2010-10-14 16:19:36 | うんちく・小ネタ

歪が少なく、簡単に距離を延ばす光AM変調回路が無いか検索していたら、面白い研究発表が有った。
最近、車で走っていると、歩行者用信号機が薄くなったと感じているが、この応用までは思いつかなかった。
歩行者用LED型交通信号機による光空間通信 というもので、音声を531kHzで変調して信号機のLEDで送る。これをPIN-PDで受信して、そのまま電圧変換してアンテナに電磁結合すればAMラジオで聞けるというものだ。
確かに信号機は日中でも判別出来る位に明るいから、6~8万Lx(晴天午前10時太陽光)でもS/N比10dBで6m程度の伝送が可能とある。
この原理であれば、何とか作れそうで、面白い。

デジタル信号伝送に応用したLED街路灯を使ったデータ通信サービスを実験 国際航業というのもある。


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入院おもちゃの修理開始(ピニオンが特殊)

2010-10-12 11:40:13 | おもちゃ病院

【トーマス・プラレール】
Kc3s0032_r Kc3s0035_r ピニオンギアが割れていて、ステンレス細線で捲いたのですが合わさらないので、その部分でギアが噛み合わずモーターが回りません。
(他のギアの入れ方は左右逆かも知れませんが、何とか一時的に回る方向で入れてあります)
(写真のギアはセラミックグリスが無くなって、モリブデングリスを使ったので黒くなっています)
仕様は下記の様に、おもちゃ用としては特殊で、手持ちが無いので、もしお持ちの方、または購入先ご存知の方はメール下さい。
外径4.8 長さ3mm 10歯 軸径1.5mm
「ピッチ円直径は省略してますが、外径からモジュール数x2を差し引けばピッチ円直径となります。」という記述からモジュールは0.4かな?

【アンパンマンわくわくお風呂スライダー】2台

修理依頼の多いヒット?商品です。
相変わらずポンプ内のモーター錆付きが多く、分解が大変です。
1台はモーターケースを外さなくても軸受に潤滑油を塗布してOKになりましたが、もう1台はモーターブラシの接触不良も有り、ケースを外すため、配線を外したり大変です。
スイッチの故障も多く(軸が戻らなくなりONしっぱなしになる)これは、軸の根元からグリスを塗布して往復させると動きだします。
スイッチ接点自体の接触不良もあり、これは、幸い2回路入っているので、使っていない接点に接続してOKになりました。
また、各配線接続が圧着端子ネジ止めで、水分により接触が悪くなっており、端子を外して磨いて閉め直ししました。

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電子工作サークル(第72回)

2010-10-10 15:56:00 | 音楽

通常予定日が、フェスティバルと重なった為、一週間ずらして今日の開催となった。従って今月は2週連続のサークルとなる。
サークル員の入れ替わりとか進行度合いが異なるので、工作が何種類かになっており、大変になって来た。
【タッチスイッチ】
①前回、中学生が製作したのは、私のトラブルシュートで切り貼りだらけになってしまったので、これは私が使うことにして、申し訳無いが再度製作してもらった。
あっという間に完成。電源を入れたが動作しない。入出力はネジ差込端子を使用したが、これの適用径が細く、ACコードの太さで奥まで入らず接触していなかった。Φ1スズメッキ線で中継し問題無く動作した。
②もう1人完成。これも一発では動作せず。電圧を見てみるとフォトトライアックへの半田付けが不完全だった。これを修正するがダメ。良く見るとフォトトライアックの実装方向が逆になっていた(モールドが白く1番ピン表示が見づらいというのも、間違いの原因かも)。壊れている可能性があるので、新しいのを付け直してOKとなった。
【光通信】
基板配線図作成ソフト(PasS)に登録されているステレオジャックと現物が異なっていたので対応を調査し、配線してもらった。フォトICの極性間違いとアースラインの芋半田が有ったので、直す。送信側はマイクで光度が変化するのでOKだが、受信側がフォトICが無い状態でも音声が回り込んでおり、これは持ち帰って調査することにする。
オリジナル回路は送受別々のICを使用しているが、価格と作業の容易性を考えてステレオ用(アンプ2素子入り)1個に変えたのが何か影響しているのかも。
【LEDセンサー】
新人さんが、前回のタイマーを完成させたので、次のテーマとして「LEDセンサー」の製作に取り掛かってもらった。
【次回(調光器)】
サークル員がAC電源用調光器のメインに使用するトライアックとダイアックが入手出来たと言うので、次回(来週)から製作をスタートすることにした。
AC100Vを扱う様になって来たので、安全性を考えていかなければならない。

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県西おもちゃ病院(2010/10定期)

2010-10-09 16:14:00 | おもちゃ病院

先週のフェスティバルから2週連続の開院(今日が定期日)だったので、依頼が有るか心配だが、先週のPRのせいか12件の受け付けが有った。ドクター3名で対応。入院は3件となった。
①プラレールは常連である。連結部の断線は毎回有るが、モーター不良も有った。
②メリーの動作不良も連続している。
本体に差し込む部分の接点ハウジング組立方を間違えるとランプとモーターの動作が逆になるので注意のこと。また、この接点構造が全て異なっていた(改良しているのか?)。
③「アンパンマンのお風呂でスライダー」もポンプ部モーターに水分が入り故障するケースが多いのだが、接着でモールド切断しか方法が無いので大変である。
④大型の重機が最近多い。安く出回っているのだろうか。
Img_7908_rImg_7904_rリモコン・パワーショベルで、アームが上下しない(音も一部出たり出なかったり)ということで、入院となったので、調査を行った。
リモコン側出口の線を動かすと音が出る場合があるので、どうやら内部で断線しているらしい。
切断してみて、音は出る様になったがアームは相変わらず動いてくれない。
リモコン側には電源が無く、ON/OFFのマトリクス信号を7心で送り、本体側のブリッジドライバーらしきIC(8P-DIP)4個でモーター制御(左駆動/右駆動/アーム上下/ショベル前後)している。
Img_7900_rImg_7901_rImg_7902_r本体も分解し、ケーブルの導通をテスターで見て見る。7心のケーブルを使用しているが、どうやら橙の線が切れている。両端から少しずつ切って行くが、導通する箇所が無い。そのオレンジ線を引っ張ると際限無く切れて出て来る。原因は判らないが被覆が劣化して引っ張りに対して弱くなっているのかも。
仕方が無いので手持ちの通信用10心ケーブル(これは、以前の会社で取引がある地元のハーネス会社で探してもらい、分けてもらったもの)に交換することにし、色の接続を控える。(少し太くなる程度で柔軟性はこちらのが有る)
リモコン基板№ ケーブル芯線色 本体配線色
             (本体内で、リモコンケーブルと接続)
10            黒    赤
11            赤    黄
13            黄    白
12            橙    青
20            緑    茶
21            青    緑
22            白    黒
Img_7903_rImg_7907_rこれで動作OKとなる。これによって、今まで鳴らなかったリモコン左下ボタンの音声も鳴る様になった。
ショベルを動作させている、飾りの油圧シリンダーだが、可動シャフトが折れているらしく外れてしまうので、同一径のスペーサーを長いネジで固定し差し込む。
孫が連休で遊びに来ていたので、動作確認がてら遊んでもらって、問題無い様だ。
⑤以前修理した「SLシュッポ君」の「常総線」バージョンが同じ症状で入院となった。以前「SLシュッポ君」の不具合をメーカーに連絡して交換してもらい、確認用でも1台頂いていたので、これのメカ部分をそっくり移植することで動作OKとなった.ちなみに、「常総線」はセンターの最寄駅「太田郷駅」と私の家から一番近い「黒子駅」も通っており、TX乗り換えに時々利用している。乗車運賃の高いことで有名?
Img_7906_r_2Img_7905_rおもちゃは2両編成でないと動作しないが、1両のみで走っていることが多い、田舎でしか見れない光景である(茨城出身のお笑い芸人「赤いプルトニウム」のネタにも有った)。


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剣のLED点灯スイッチは以外なところだった

2010-10-08 17:56:00 | おもちゃ病院

Img_7888_rImg_7882_r 先月のおもちゃ病院で入院となっていた「音と光の出る剣(名前が判らず)」の修理に取り掛かった。

症状としては、配線切れで、音と一部のLED点灯はするようになったのですが、剣の部分に有る発光部が光りません(赤・黄LEDと透明・青ランプの4個で1ブロック構成)。

   Img_7896_r ランプを使っているのは、当時白色・青色LEDが高価だったのかなと勝手に想像していますが。(単体で電圧を加えると点灯します)
外観的にはチップの小信号ダイオードが2個外れて(パターンごと)いました。基板が両面白色レジストで覆われているので、パターンを追いかけにくい点も有ります。

Img_7886_rImg_7884_rチップダイオート゛は手持ちが無いのでディスクリートダイオードIS1488のリード線を曲げて取り付け。ランドごと剥がれているので、そこに繋がっているパターンのレジストを剥がしてはんだ付け。パターンは弱いのでダイオード本体を基板に接着。

これでも、やはり点灯しないので、スイッチらしき部分を探して見る。

Img_7889_rそうすると柄の可動する部分の線状のものが金属で出来ている。(可動部と固定部の2箇所)

これを引き下げて、指で両方の電極を触ってやるとLEDが先端に向かって光る様になった。

人体抵抗により回路が動作する原理の様だ。

大人の手の大きさだと、わざわざこのような操作が出来ないので気が付かなかった。子供の手の大きさだったら、自然と両手を使って握るので、この様な作りになっているのだろう。

これは、メル友の先輩ドクターから、少し前に届いた、このおもちゃとは関係の無い、同じ原理の修理報告がヒントになった。

Img_7892_rImg_7894_rImg_7891_rキー(赤と青の2種類)を差し替えることで、この色で光ることも判った。

使い方を聞いておくべきだったと後悔する。

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FM/AMチューナージャンク品また買っちゃった(ST-8600)

2010-10-07 11:30:48 | アマチュア無線

Img_7862_rImg_7872_r 先日、LUXMANのT-550Vを入手して修理完了したばかりだと言うのに、今度はTechnicsのST-8600ウッドケース付きのジャンク品が非常に安かったので、どうしても欲しくなり落札した。
1975年発売で、当時の価格が72,800円と中級品の部類でした。

当時の高級品を見るとFM専用チューナーのST-9300(128,000円)ST-9700(250,000円)という、飛び抜けて高価なのも発売されていました。機会が有れば試聴(性能比較)したいものです。

チューナーはバリコンの段数が多く、回路部品もぎっしり実装されている昔のチューナーが好きである。
【商品状態の説明】
①メーター振れます。シグナルは受信している様ですが、音は出ません。
②ツマミが一部曲がっています。画像でご確認ください。
③付属品はウッドケースと取扱い説明書です。ウッドケースはそれなりに使用感があります。
があり、この説明範囲では直りそうなので落札した次第です。
②はツマミを抜いてシャフトをペンチで簡単に修正しOK
①は動作確認するまで、音声増幅部が原因かと勘ぐっていたが、スイッチを入れると、AM放送はちゃんと音声が出て来た。FM放送はミューティングスイッチをOFFにすると音声が出るがステレオにならないと言う症状でした。
これは、ちょっと厄介だと思って、回路図を検索したが見つからず、代わりに以前にもお世話になったBLUESS Laboratoryのブログがヒットしたので、メールで依頼したところ快く資料を送ってくれた。

Img_7877_r MPX用IC(SN76115N)が不良かも知れないとパイロット信号モニターピンの周波数をカウンターで見たが19kHzピッタリ出ている。一応交換してみようと、ICを取り外し代わりにICソケットを付けようとしたが7.62ピッチより広いので、シングルインラインのソケットピンを2列半田付けした。

SN76115Nは手持ちが無いのでuPC1197Cにしてみようとしたのだが、SN76115NはDIP14PでuPC1197CはDIP16Pなので基板に穴開けしようとしたら、既に予備穴が開いていた。何か別なICでも使える様にしているのか?

但し、増えた2ピンの接続が異なるので改造する(残りの14ピンは幸い信号名は一緒)。交換して見るがやはり動作せず、かえって音声出力も小さくなってしまう。パイロット信号は出ている。データーシートを比較すると、音声出力に入れているCRの接続先がVCCとGNDで逆になっている。正常に動作させるには、改造が少し大きくなる。

ということでMPX回路は後回しにし、別な原因を探ってみた。

Img_5087_r FM/AM用の信号発生器を持っているので、アンテナに接続して、各増幅部の信号波形をオシロで見ながら、調整箇所をいじくっていく。

Img_7870_rそうすると、ミュートIF増幅部の出力にあるトランス(コイル)T251とT252の調整でレベルが大きくなり、ステレオ受信ランプも点灯した。故障原因はこれだった様だ。

Img_7880_r トランス出力にオシロを接続し10.7MHzの信号が最大になる様に一旦調整し、あとはセンターメーターを見ながら離調時、どの位置でミューティングが掛かるかバランス良くなるようにT251とT252を微調整していく。

他の調整箇所は下手にいじるとかえって特性を悪くする恐れが有るので、周波数トラッキング調整のみ行って修理完了とした。

ということでMPX-ICは問題無かったが、ミューティング回路とステレオ切替の関連がイマイチ確認出来ていないので、時間の有るとき、じっくり回路図を分析してみよう。

マルチパスも出力ジャックが有るので、オシロで測定してみたが、波形上、マルチパスは無く、単に電波が弱い(アンテナが貧弱なので)だけの様だ。LUXMAN製T-550Vと切替ながら聞き比べて見ても、雑音が目立たなくなる(ハイブレンド機能が効いている)のが良く判る。

各部写真「ST-8600-shuuri.opdf.pdf」をダウンロード

私が最初に購入したチューナーがTechnicsのST-3500 (ST-8600と発売年は同じで8,000円の差ではあるが)で、当時の給料では、貯めてやっと買った思い出がある。当時の価格で64,800円した。周波数目盛がリニアだったのと、同僚が購入したパイオニア製チューナーより性能が良かったからである。

これも、壊れてしまった(実際は壊してしまった)のだが、愛着が有り、オークションで同じジャンクを入手して修理、現在も使っている。ブログを見た遠くの方から調整を依頼されたことも有る。

今回のことで、ST-3500には悪いが、丁度息子が遊びに来ていて、引越し先でFM受信具合が悪くなった(これもジャンクを修理してプレゼントしたCT-2000を使用)と言うので、持っていってもらった。

ST-8600の音を聞いてしまうと、ST-3500には悪いが見劣りしてしまう。

高音の延びが良く感じる(周波数特性は18kHzまで延びている)。

Img_7899_r ガラス?パネルもカッコいい。図体のでかいのが難だが。

あと面白い機能で、テープ録音時にプリエンファシスの掛かった状態で録音し、再生時にチューナー内のディエンファシス回路を通すことでヒスノイズを低減するというものだ。録音時のレベル調整用にピンクノイズも出力出来る。現在のデジタル録音では必要の無い機能では有るが、当時の工夫が窺える。

今後、メイン機の座に座りそうだ。(これで、なんと本体落札価格1,000円でした)

BLUESS Laboratoryさんの資料のお陰でスムーズにトラブルシュート出来ました。

ここに感謝申し上げます。

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QSLカード、遅ればせの発行

2010-10-04 12:26:00 | アマチュア無線

Kongetsukousaku1009先日のブログで書いた通り、交信記録のデーターベース(MS-Access)を保存していたUSBメモリーが壊れて、以前バックアップしておいたデーターを保存し直したが、6月以降に入力したデーターが無いので、それの入力し直し(手書きによる交信記録簿は残っているので)に時間が掛かり、6/20以降交信のQSLカードを本日やっと郵送して来た。

カード裏面には、電子工作サークルで製作した作品の写真などをレイアウトしてのせることにしている。

今回は先月から製作開始した「タッチスイッチ」を取り上げた。

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フェスティバル2010で「県西おもちゃ病院」も盛況

2010-10-03 14:14:00 | おもちゃ病院

茨城県県西生涯学習センターが毎年恒例で開催しているフェスティバルも2日間とも天候に恵まれてたくさんの人が訪れた。

Toyuketsukelist201010_3おもちゃ病院も引っ切り無しに依頼があり、2日は4人のフルメンバー、3日は3名で対応したので、修理完了出来なかったのは合わせて3件のみでした。でもギャラリーが多く、見られている中での修理作業は疲れました。

そのほかに、ギャラリーが多数(倍位)おり
どんなおもちゃでも、直してもらえるの?
いつ、やってますか?
費用は?

といった質問が多くありましたので、今後も依頼者が多くなりそうです。

故障内容や梃子摺った点を報告します。
何故か、アンパンシリーズが大人気(壊れるのも?)
①液漏れによる接触不良が相変わらず多く感じます。
②アンパンマンクレーンゲームが2件持ち込まれましたが心配していたチェーンの外れは無くて、大分解が無くて助かりました。
1つは、コイン挿入を感知するスイッチを押している板のすべりが悪く、凹んだままで、うんともすんとも動作しなかったのが原因です。
もう1つは、電池容量不足による誤動作(動き出して直ぐにヤッター!で終了してしまう)。あとは作業中だと思うが内蔵フューズを切ってしまった様でポリスイッチで代用しました。
③ホームシアターは投影の絵を回転させるモーターの力が弱く整流子が減りやすいのか、回らなくなりRE-140に交換しました(但し、回転数が上がるので絵の回転が早くなるのでお客の了解が必要・・・抵抗かダイオードを入れるという方法もあるが)。
④アンパンマンのポンプ(バイキンマンの口から水が出てスロープを流れて来る)は、このポンプ部分のモーター軸受がくっつき回らなくなるケースが多い。
電源のオルタネイトスイッチもゴムでシールしてあるがスイッチシャフト部分のすべりが悪く、戻らなくなっていた。
⑤男の子が好きな合体もののガン(名前はわからないが)で剣の部分のLEDが付かず、点く条件も判らず難航。
Kc3s0028_rKc3s0030_r⑥ショベルカーは、アームに無理な力が掛かるのだろう。
最終の半月ギアを駆動している平+ピニオンギアのモールド部軸受が左右共破損しており、手持ちの軸受やスペーサーを埋め込み対応。
⑦アンパンマンピアノは電源スイッチの基板で配線接続部が外観上はんだ接続されている様で導通無し、レジストを剥がして纏めて半田付け。
⑧アンパンマンミニカーはモーターシャフトが細く、換えのギアが無い(割れていた)ので、接着で対応)
⑨ラジコンのステアリング動作せず。
原因は送信機側ステアリング(ハンドルタイプ)の接点を動かしているカムが折れていたので、圧着端子とスズメッキ線で製作しネジ止め。ネジが空回りしやすく、ハンドルの固定ボスも内部が磨り減って位置が固定されないので、太いビスで無理矢理固定。
⑩アンパンマン遊園地は「ギア音がうるさい」という依頼。
全てギア構成なので、元々かと思うがグリスを塗布して低減する。
⑪スピーカー断線1件

電子工作サークルおよび「遊び塾」で製作した「光もしもし電話」も準備、交信も出来たが、PRする時間が取れなかった。

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秋月のLED電球・IC交換で復活

2010-10-01 17:54:00 | 家電修理

Img_7848_rImg_7850_rImg_7849_r秋月で販売されている電球型LEDランプ(ウォームホワイト) が700円と安かったので購入して使用していたが、数ヵ月でチカチカする様になり、とうとう点かなくなってしまったので、分解して+5V-ACアダプタで点灯させていたが、スイッチング用ICが不良と当たりを付け(TNY266P)イーエレ(180円)に依頼していたところ、入荷したので、早速交換してみたところ見事点灯した。

データーシートを見ると、アダプターとしては出力6Wまで可能な様だ。

このシリーズは意外にいろんなところに使われている。

時間が出来たら、今までに壊れてしまったACアダプタのトランスを利用して、スイッチング電源の実験をしてみることにする。

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簡易カラーフィルタをOHPフィルムとプリンタで作る

2010-10-01 08:55:29 | パソコン

Kc3s0025_rKc3s0027_r明日から2日間行われる「生涯学習センターフェスティバル2010」で、電子工作サークルの作品である「光もしもい電話」の実演を考えており、送受信機は、なんとかセットで完成させたが、到達距離を少しでも伸ばすのに、受信のフォトICに赤色フィルタを付けたらどうかと考えた。

セロファンが簡単で、多分100円ショップで入手出来ると思うが、会社が忙しくて帰りに立ち寄れない。

そこで思いついたのが、インクジェットプリンタ用OHPフィルムに色をプリンタしたらどうかというもの。

セロファンに比べると相当割高(10枚で1000円前後する)だが、仕方が無い。

Grd 利点としては、自由な色に出来ることで、グラデーションにすれば、フィルタに最適な色・濃さも見つけられることだ。

早速、ワードで「四角形」を書いて、赤色で塗りつぶして、これを印刷する。

うまく行った様なので、早速フォトICの前面に置いてみると、蛍光灯の灯りからから拾っているハム音が減衰した。

あとは、セットでどれだけ距離を伸ばせるか、センターでぶっつけ本番の対応となる。

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