Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

おまけに目がくらむ

2008年12月04日 | 家・わたくしごと
 ペットボトルの上にくっついている「おまけ」にいつも惹かれてしまう。同じお金を払うのだったたら、何かもらえた方がいいと考えるわけではなく、ただ単にどんなものが入っているのか見てみたいのである。研究室には、そんなグッズのマグネットやら人形やらがいくつも転がっていて、それでもなかなか捨てることができないいわゆる「ガラクタ」と化している。
 数日前、冷たい缶コーヒーを買いに言ったコンビニで、暖かい紅茶についていた「おまけ」を発見した。おまけが何かも見ないですぐさまその紅茶を手にとってレジに持っていく。「コーヒーじゃないよ、これ。」と私Aは思いながらも、もう一人の私Bは大喜びしている。研究室に戻り、胸をときめかして開けてみると、L.L.Beanと飲料会社の提携したかわいい巾着袋(フリースボトルカバー)が入っている。しかも私の好きな青系ではないか!即、この袋をその日からいつも持ち歩くデジカメ用の袋とすることに決定。
 ところがである。昨日、コンビニに行くと今度は、色違いの巾着袋がやっぱり暖かい紅茶にくっついているではないか。「もうあるからいいでしょう。デジカメは二つないんだから」と語りかけてくる私A。そんな声をよそに「色違いでデジカメの袋を交換できるなんてお洒落じゃん。」と耳元で囁く私B。結局、私Bの説得力が勝り私は二つ目の巾着袋を手にしたのだった。
 わかっているんだよ。二つ袋があって、交互に入れ替えるなんて面倒なことを、この私がするはずないことを。きっともう一つの袋は、研究室の「ガラクタ」コレクションに加わるだけだって・・・。でもね、人間はどうしても欲しくなっちゃうときってあるじゃない?それなの、それ。いわゆる、ささやかな物欲。