Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

リンゴ

2008年12月08日 | 家・わたくしごと
  私の実家からリンゴが一箱送られてきた。断っておくが、私の両親は東京に住んでいるし、東北出身でもない。しかし、ほぼ毎年、年末にリンゴを送ってきてくれるのである。箱を開けると、ほんのりとリンゴの甘い香りが部屋に広がった。冬の香りを感じた。
 今日は午前中、ポピュラー音楽論の授業があるからだろうか、私の頭の中には突然、ビートルズのレコードのレーベルの「アップル」を思い出した。こちらは青リンゴであるが、A面はリンゴの外見、B面は縦輪切りの断面である。CD世代にはこのリンゴのイメージが目に浮かばない。たぶん多くの私たち世代にとって、少なくて私にとっては、リンゴはビートルズの「アップル」なのだ。
  しかし世代によっては「リンゴの唄」という人もいるだろうし、美空ひばりの「リンゴ追分」、野口五郎の「青いリンゴ」、最近ではまず椎名林檎となるだろう。どちらにしても、リンゴは不思議とポピュラー音楽と縁が切れないものだ。それだけ何か日本人の心を揺さぶるような香りや味を持っているからなのだろう。