Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

誕生日

2013年04月08日 | 家・わたくしごと

 今日、東京から浜松に出張に来る友人とご飯でも食べることになっていたのだけれど、多忙な友人は結局、東京にトンボ帰り。「恐れていた」一人の誕生日。ちょっと大げさかもしれないけれど、いつも誰かに囲まれていて、賑やかな4月8日を過ごしていたから、一人の誕生日なんて想像できなかったのかも。
 考えてみれば同じ24時間なのにね。毎日、大学に仕事に行って、ボーッとしながら帰って食事を作って、小声で囁き続けているくらいの音量で流れるラジオやCDの音世界の中で本を読んだり、書き物をして、眠たくなったら布団を敷いて寝るっていう浜松の生活。それでいいんだって。だから特別なことはしないと決めて出勤したのです。今日はハレの日なんかじゃないし、何も変わったことなんてないんだ。5時近くまで、ぼくはひたすら机に向かって仕事をして…自分の目論見通り、なにも、なんにも、何一つ変わらない時間を過ごしたのです。計画通りだよ。早く、そんな風に一日を過ごしてしまいたかったのだから。「お誕生日おめでとうございます」って、何の前触れもなく二人の学生がやってくるまでは…。
 結局、家で一人のお誕生会、開くことにしました。静岡の公演の時にいただいて、まだ咲き続けている蘭の切り花を机の真ん中に置いて、夕食を並べて…。そして自分で自分にこう言い聞かせました。

 「お誕生日おめでとう。年齢なんて気にせずに今年も夢を持って、楽しく生きなさい。そして、あなたを暖かく見守ってくれるたくさんの人々に心から感謝するんだよ。一人なんて見せかけに過ぎないんだ。網の目のように君はいろいろな人や世界と繋がっているのさ。だから安心しろよ。」