Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ありがとう

2013年04月11日 | 大学

 大学にはまだガムランを演奏する組織はありませんが、12月くらいから自主的に集まって練習を始めたことは、このブログの中にも書いたと思います。今日は今年度初めてのみんな揃っての練習。ガムラン部屋もないので、毎回、9階の研究室から4階の講義室にガムランを運んで練習します。いつもと同じように学生たちは台車でガムランを運んで行き、私は仕事があって少し遅れて練習部屋に出かけたのでした。遠目にみると電気真っ暗。「あれ、教室違ったっけ?」とのぞき窓から中を覗いた瞬間、ものすごいクラッカーの音。あまりの驚きに手に持っていたクンダンを落としそうだった!
 学生たちが私の誕生日を祝ってくれました。そりゃあ、びっくりですよ。沖縄の大学にいたときは、ガムランの学生や卒業生とはある意味、ゼミの学生よりも近い関係(だって毎週2回、会ってるわけですし、演奏にもでかけましたから)でしたけど、新しい大学の学生たちとは、まだ沖縄時代とはちょっと違う距離だと思っていたので。
 風邪気味で、結構きつかったんですが、本当にうれしかったよ。みんなありがとう。1年前、ガムランをこの大学で演奏するなんて考えられなかった…。それが1年足らずでこうしてまた新しい仲間とガムランの演奏ができています。沖縄でもそうだったように、ガムランとガムランを演奏する仲間がいるから、がんばれます。楽しそうに演奏する学生たちを見て、病気が快復していない頃、沖縄に赴任してガムランを始めたときのメンバー、一人ひとりを思い出しました。ぼくはあのとき、そんな皆に支えられて、不慣れな沖縄の地に馴染んでいったように、今、この浜松にも馴染もうとしています。ガムランとその仲間は、私をその地に引き込む大きな「力」です。だから、沖縄のみんなにも、今、ここでガムランをはじめた浜松のみんなにも、本当に感謝しています。「ありがとう」はそんな皆への気持ちです。


バリ修学旅行でのミッション特集

2013年04月11日 | バリ

 先月末に数日間ですが、Pのワヤン一座のメンバー(1名欠席)とともにバリへ「大人の修学旅行」に行ってまいりました。学会の準備以上に入念に打ち合わせを繰り返し、個々人のミッションを一つずつクリアすべく、バリに旅立ったのでした。ということで本日から数回、ちゃんとクリアーできたミッションについてご報告(別にどうってことないかもしれませんが)することに致します。

 ところで、私がバリに到着したのは、3月28日の夜。バリではガルンガンという祭礼の三日目(マニス・ガルンガン)だったことから、空港のタクシー待ちがたいへんでした。だいたい儀礼でタクシーの運ちゃんがいないし、いても勝手に客引きしているわけですね。世界的観光地のわりにはホスピタリティー最低です。
「ほら見てみろよ、あの列をさ。TAXIカウンターなんかに並んだら1時間も待たなきゃならないぜ。早くホテルで休みたいだろう。時間がもったいないよ。ぼくはあのタクシー料金の2倍でいくよ。どうだい?」
 こんな感じですかね。Pはそんな甘い誘惑に負けませんぜ。そりゃあ、運ちゃんが超かわいい美人とかだったら、フラフラっとついていっちゃうかもしれないけど、みんなギラギラしたおっさん達だからね。1時間待ちました。そりゃあ疲れましたね。でも自分に、そしてバリに勝った気がしました。ということで、ミッションのクリアー特集、始まります。