Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

健康管理

2013年04月10日 | 家・わたくしごと

 50歳も過ぎると何よりもまず健康管理。かつては毎年巡りくる健康診断におびえ、健康診断の日に風邪でもひけばいいのに、なんて思ったものだが、ダメなものはダメなので、最近は度胸も座り、血液検査、バリウムなどなど「なんでも来い!」の勢いである。まあ、ようは不健康ってわけさ。中でも血圧はどうにも下がらない。
 「簡単にあげることはできても、下げることができないのはなあに?」
ってなぞなぞがあったら、その答えは「権力」と「血圧」。上にのぼり詰めた権力を持つ人間は、そうそう簡単に高い場所を譲らない。それに塩味の濃いもの、がんがん食べ続ければ血圧は上がるんだろうけど、今度はなかなか下がらない。
 Pは晩秋までは、真面目に朝晩、血圧を測っていたのだった。ちゃんとノートにつけて、お医者さんに毎月持って行き、「しっかり続けなさい」と微笑みながら、ノートを返されたものだった。ところが冬になったら、しばしおサボり。だって朝寒いのに、薄着で血圧なんて寒くて測れんさ。夜だって2枚も3枚も服着てるから、その上からじゃ血圧は測れない。もちろん医者に怒られるのだが、「寒いからサボりました」って真面目な顔して医者に口答えするP。ダメでしょう?ねえ。
 4月8日の誕生日から僕は生まれ変わったよ。食事もとり、仕事もするこの作業机のテーブルクロスとテーブルカバーの間に入れられた文字を毎日見るんだ。必ず、4月末の通院のときには、しっかり書き込まれた血圧ノートをお医者さんに持っていくよ。そしてまた先生に「がんばって続けなさい」って言われてさ、やさしく微笑んでもらうんだ…。人間っていくつになっても、褒められるとがんばれるもの。