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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

バビ・グリンを食べる~ミッションその2

2013年04月14日 | バリ

 バリ好きな人には、バビ・グリン屋にこだわりを持っているパーセンテージが高い。バリにバビ・グリン屋は数あれど、皆、「ここが旨い」という一軒を持っているのである。それもとんでもなくローカルな場所だったり、小さな屋台だったりするものだ。そういう私はというと、正直、それほど好きな食べ物ではないので、もちろんこだわりの店なんて全くないし、儀礼で食べる以外に、お金を出して食べたことなんて数えるほどしかない。それも他に食べる場所がなくて、食べざるを得ない状況に陥った時だけである。
 私の友人たちの多くは、「バビ・グリン」を食べることをミッションにあげていたのだった。しかしでガルンガン明けにバビ・グリン屋は閉まっているものだ。だいたい考えてみれば、ガルンガンの間中、たいていの家はハレの料理として、おせち料理のように「豚」を三日三晩食べ続けるわけだから、もう豚にうんざりしているのである。だから当然ながら店も閉まっている。
 一日目はほうぼう探したが開いている店を発見できず。二日目、デンパサールでやっとお店に入る。デンパサールにあるが、ギャニャール風バビ・グリンの店。実は私と付き合いが長い運転手は辛いものを積極的に摂取しないバリ人である。ということで、彼が全員の分を注文してくれたのだが、ちゃっかり自分の好みに合うように唐辛子の量を調整して注文。私も同様に辛いものダメ。私の口にも会う辛さだったのだが、メンバーには少々辛さが不足していたようで、サンバルをどっさりかけていたのが印象的だった。とにかく、ミッション完了。