妻の死後、鬱病に罹患した筆者の看取り~鬱病闘病記。
看取りに向かう心境が、死後「後悔」の中で回想されている。男性独特の「喪失体験」を垣間見ることができた。
引用→
・最後の日まで妻を支えるために私がまずしなければならないことは、自分自身の精神安定をはかることだと判断しました。
・今、悲しみの最中にある人にかける言葉があるとしたら、あまり自分を責めるなということです。あなたはあなたのキャパシティでやることはやったのだから、いたらなかったことも含めて、それでじゅうぶんではないですか。
家族支援は、患者の亡き後にこそ必要である、ということを 痛感させられた。
精神科医だけでは十分ではなく、親族や隣人の支援がいかに重要かが分かる。それをうまくつなぎ合わせることができる専門家もまた、必要であろう。
看取りに向かう心境が、死後「後悔」の中で回想されている。男性独特の「喪失体験」を垣間見ることができた。
引用→
・最後の日まで妻を支えるために私がまずしなければならないことは、自分自身の精神安定をはかることだと判断しました。
・今、悲しみの最中にある人にかける言葉があるとしたら、あまり自分を責めるなということです。あなたはあなたのキャパシティでやることはやったのだから、いたらなかったことも含めて、それでじゅうぶんではないですか。
家族支援は、患者の亡き後にこそ必要である、ということを 痛感させられた。
精神科医だけでは十分ではなく、親族や隣人の支援がいかに重要かが分かる。それをうまくつなぎ合わせることができる専門家もまた、必要であろう。
やまない雨はない―妻の死、うつ病、それから… (文春文庫) | |
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