読売新聞社と立命館大学が共同で実施した調査結果の記事。
全国の300床以上の病院のうち、精神病床が過半数の施設を除いた1191病院を対象にアンケート少調査を実施。
興味深い結果を一部紹介
・緩和ケアの実施が「不十分」…8割近い施設が回答
・日本の終末期医療全般に関して「大いに問題がある」「問題がある」…9割を超えた
→どこが問題なのか?「在宅や福祉施設でのサポートが不十分」76%「看護や介護などのケアが不十分」59%⇒福祉やケアの不備が最大の課題であることが分かった
・長野県の病院…「身寄りのない終末期患者の栄養・輸液の中止・不開始を決定できる人がおらず、苦慮した」
調査対象が有床医療機関であり、「在宅」をベースとしている医療機関は、対象外であったようだ。そして終末期医療の問題点として、「在宅での受け皿が不十分」が挙げられている。「在宅医療」でも終末期医療を提供しているのに、まだまだ有床医療機関の受け皿的存在のようだ。その位置づけが、とても残念。
長野県の病院の回答内容、これは今後ますます顕著になってくる問題であろう。法的にも整備されず、行政機関も管轄外。関わった医療機関や施設が、手探り状態…という表現では物足りないくらいの苦労をしながら、対応しているのが現状だろう。この「その場任せ」の姿勢を、国はどうしていくのだろうか?
全国の300床以上の病院のうち、精神病床が過半数の施設を除いた1191病院を対象にアンケート少調査を実施。
興味深い結果を一部紹介
・緩和ケアの実施が「不十分」…8割近い施設が回答
・日本の終末期医療全般に関して「大いに問題がある」「問題がある」…9割を超えた
→どこが問題なのか?「在宅や福祉施設でのサポートが不十分」76%「看護や介護などのケアが不十分」59%⇒福祉やケアの不備が最大の課題であることが分かった
・長野県の病院…「身寄りのない終末期患者の栄養・輸液の中止・不開始を決定できる人がおらず、苦慮した」
調査対象が有床医療機関であり、「在宅」をベースとしている医療機関は、対象外であったようだ。そして終末期医療の問題点として、「在宅での受け皿が不十分」が挙げられている。「在宅医療」でも終末期医療を提供しているのに、まだまだ有床医療機関の受け皿的存在のようだ。その位置づけが、とても残念。
長野県の病院の回答内容、これは今後ますます顕著になってくる問題であろう。法的にも整備されず、行政機関も管轄外。関わった医療機関や施設が、手探り状態…という表現では物足りないくらいの苦労をしながら、対応しているのが現状だろう。この「その場任せ」の姿勢を、国はどうしていくのだろうか?
もっと地面に足をつけた政策が望まれます。
医療制度改革の柱は医療機関からの早期退院ですがそれを実現するには医療機関からさきの場所の確保が議論されなければならないのですが、医療は医療、介護は介護で制度を担う担当者が縦割りではいかんともしがたいです。
これから厚生労働省の組織に踏み込んだ議論も行われるようですし、医療ビジョンと並んで介護ビジョンもようやく開かれました。
ここから何が出てくるか、と、同時に事業者の関わりが重要だと思っています。
医療機関から出てきた患者を在宅でどこまで支えることができるか、その方法を事業者としてどこまで作ることが出来るか、課題だと思っています。
「管理者」さんは訪問看護だと思いますが、まさに訪問看護こそ在宅を支える主役。そしてそれを仕組みとしてつくるのが居宅。
できればさらに医療機関との関係を深めたいと思っています。
ご指摘の通りだと思います。
今後の政策をどう作っていくのか…
厚労省の大臣にマスゾエさんが就任された時に、これまでのような「お役所仕事」が脱却されると期待をしたのですが…。
どうなっていくんでしょうね。