信州大学大学院からの報告。
地域を活動基盤として実践をされていきた方々の研究報告をまとめている。
発達障害、うつ病者の復職支援、ひきこもり、死別、多文化共生など、多方面の「いま」を知ることができる。
引用⇒
・ひきこもり支援の章より
私は「ひきこもり」を解決し、私との関係を終結させることを目指すのではなく、関係の継続を目指すことにした。また、過去に原因を求め、彼らの未来を考えるのではなく、今に目に向けることにした。戻ってこない過去でも、分からない未来でもなく、大事なことは今であり、今の繰り返しが未来につながると考えることにした。
・多文化共生の章より
日本国籍の子どもの場合、保護者には、就学させる義務がある。しかし、外国籍の子どもの場合は保護者に日本の学校へ就学させるかどうかの選択肢があるため、不就学という選択もありうる。
😲 😊
知っているようで、内情をしらないことはよくある。
社会福祉領域では特に、自分の実践領域と重なり合う他領域については、知っている気持ちでいるが、実は違う内情があったと気付かされることがある。
本書はそんなことを気付かせてくれ、そして見地を広げてくれる。
多くの実践者たちが、自分の実践領域に誇りをもち、そして客観的にみれる機会を持てればと願う。
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