多機関でのカンファレンスをより効果的に進められるように、AAAが開発したシートを紹介。事例を用いて紹介している。
AAAは高齢者虐待を防止するための取り組みをされているが、このカンファレンスシートは高齢者虐待事例以外でも、多機関での取り組み(支援)の経過、今後の方向性を整理するためにも活用できると感じた。
引用⇒
・AAA多機関ケースカンファレンスの5つの原則
1.「話す」ことと「聴く」ことを分け、話し合いの<余地>を拡げる
2.事例に関する問題・リスクとストレングスをバランスよく検討する
3.「事例」の理解だけではなく「支援者の関わり方」を再点検する
4.問題の共通理解ではなく、「今後の見通し」の共有を目的とする
5.お互いの「違い」を大切にして、「チーム」の力で支援の質を高める
😊 😊
困難事例にぶつかると「目に見える結果」を求め、結果が出るような「方針」を作りがちである。しかし結果が全てではなく、役割分担を確認し、今していることを確認し、今後何ができるのかを考えていくことこそがカンファレンスであろう。
本書で紹介されているシートにはストレングスの視点が盛り込まれている。本人や家族のみならず、支援者についてもストレングスの視点が注がれていることが、個人的にはとても嬉しかった。
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