『医学のあゆみ』Vol.239 No.5
岐阜県で長く在宅緩和ケアを実践している医師の報告。在宅での看取りにはTHP(トータルヘルスプランナー)の存在が必須であり、それについて事例を用いて論じている。また通信機器を活用した遠隔地医療の可能性についても言及している。
引用
・在宅緩和ケアでは「ケアの哲学」を共有した多職種チームによる関わりが大切となる。患者・家族に起こる問題を予測し、チームアプローチの必要性を理解したマネジメントができる人物をトータルヘルスプランナー(THP)としてキーパーソンにすることで、“希望死・満足死・納得死”の在宅看取りが可能となる。
・小笠原内科版THPの前身は、平成15年緩和ケア病棟でボランティアコーディネーターをしていた医療ソーシャルワーカー(MSW)で、当院では在宅ホスピスコーディネーターとして在宅緩和ケアチームを先導した。結果、がんの在宅看取り率は概ね70%から85%に上昇した。
多職種連携、マネジメント…気になる用語が並ぶ中、その担い手は訪問看護師が有力というところに、個人的には「残念感」を抱く。
読めば読むほど、ソーシャルワーカーが担っている役割であり、それをあえて「THP」という新しい資格に結びつけるのはなぜか??
ソーシャルワーカーの存在はそれほどまでに知られていないのか。はたまた、組織経営のなかで診療報酬の対象とならない職種を置けないから、他職種での配置を検討するのか…。
管理人による追記…THPは平成27年1月1日から、日本ホスピス協会の認定資格となった。
岐阜県で長く在宅緩和ケアを実践している医師の報告。在宅での看取りにはTHP(トータルヘルスプランナー)の存在が必須であり、それについて事例を用いて論じている。また通信機器を活用した遠隔地医療の可能性についても言及している。
引用
・在宅緩和ケアでは「ケアの哲学」を共有した多職種チームによる関わりが大切となる。患者・家族に起こる問題を予測し、チームアプローチの必要性を理解したマネジメントができる人物をトータルヘルスプランナー(THP)としてキーパーソンにすることで、“希望死・満足死・納得死”の在宅看取りが可能となる。
・小笠原内科版THPの前身は、平成15年緩和ケア病棟でボランティアコーディネーターをしていた医療ソーシャルワーカー(MSW)で、当院では在宅ホスピスコーディネーターとして在宅緩和ケアチームを先導した。結果、がんの在宅看取り率は概ね70%から85%に上昇した。
多職種連携、マネジメント…気になる用語が並ぶ中、その担い手は訪問看護師が有力というところに、個人的には「残念感」を抱く。
読めば読むほど、ソーシャルワーカーが担っている役割であり、それをあえて「THP」という新しい資格に結びつけるのはなぜか??
ソーシャルワーカーの存在はそれほどまでに知られていないのか。はたまた、組織経営のなかで診療報酬の対象とならない職種を置けないから、他職種での配置を検討するのか…。
管理人による追記…THPは平成27年1月1日から、日本ホスピス協会の認定資格となった。
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