トリからキノコ 自然見て歩き

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サクラー八重桜その2

2013-04-16 | 樹木 草花
都心のサクラはこれにて終了

カンザン(関山)・・八重咲の桜と言えば関山を思う 赤みの強い豪華な花 明治時代に荒川堤から広まった
開きかけの花を塩漬けにして桜湯の原料にする


ギョイコウ(御衣黄)・・花に緑色の筋が入る変わった桜 この花色を貴人が着用する衣服の色に見立てた
ウコンと同じく江戸時代中期に京都での栽培記録が有る


シダレザクラ(枝垂桜)・・細い枝がしだれるサクラをいう エドヒガンの変種
枝や葉の成長速度が枝垂れない種類より速いため 自重によって枝が垂れ下がりその後木質化が起こりしだれが固定化されて出来た
 

バイゴジジュズカケザクラ(梅護寺数珠掛桜)・・新潟県京ヶ瀬村の梅護寺に原木が有る・国の天然記念物
数珠掛桜は親鸞聖人にまつわる伝説


フゲンゾウ(普賢象)・・ふつう2本の雌しべが葉のようになって長く突き出る この2本の雌しべと白色の花弁を普賢菩薩が乗る白象に見立てての名前 室町時代から栽培されておりもっとも古いサトザクラの一つ
 

フクロクジュ(福禄寿)・・福禄寿は七福神の一人 明治時代に荒川堤から広まったと言われている
花は大型の八重で硬質の花弁は大きく捩じれるように波打つ


荒川堤から広まったと言われる桜が有るが 1886年のこと 荒川の堤を補修した後に苗木を78種類3000本も植栽した
桜の栽培品種については荒川堤は中心的な存在になりました
その後堤防の改修などで桜の木は減少し1940年代にはすべて消えました