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ウスタビガの繭

2014-02-05 | 虫類


ウスタビガの繭が枯れ木にぶら下がっていた
逆三角形で上の端から柄が出ていて枝についている

ガの繭は土中で蛹化するもの 葉などで作った巣の中で蛹化するもの 糸で繭を作りその中で蛹化するものなどが有る
ウスタビガ(ヤママユガ科)の仲間の多くは繭を作る

ウスタビガは「薄手火蛾」「薄足袋蛾」で繭の形を提灯(手火)や足袋に見立てて名付けられた

ウスタビガは卵で越冬し4月頃孵化6月頃に繭を作り蛹になり10~11月に成虫になる
成虫になった雌はすぐに交尾をして卵を産む 自分が出てきたばかりの繭に産むこともある

木にぶら下がった繭は葉のあるうちは隠れてなかなか見つからないが葉が落ちた今頃に時折目にする
10月頃に羽化するのでこの繭は中は空っぽで幼虫は居ない
繭の下の方には水抜きの小さい穴が開いてなかなか良くできている