かっては茅葺屋根の上や軒下に生えていたノキシノブ
茅葺屋根がほとんどなくなった今は苔むした古木や石垣に根茎を這わせて線形の葉を出しているのを見かける
乾燥すると縮んで耐え湿気を待つ
葉裏の胞子嚢群(ソーラス)は葉の上部に付く
シダの生活史には二つの異なる体を持つ時期が有る
一つは普段見ている葉の付いた状態 この時期は胞子をつけ散布している
もう一つは前葉体で胞子が地面に落ちて細胞分裂を繰り返してできる1cm程のハート形の体
配偶体と言いここで精子や卵子が作られて受精し成長すると普段目にするシダとなる