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ナギの花

2020-06-06 | 樹木 草花


ナギの木に雌花が咲いた
ナギの名は、葉の形がミズアオイ科のコナギ(古名はナギ)に似ているからと言われる

マキ科の常緑高木 高さ20ⅿ程になる
寒さに弱い木で 関東では若いうちは寒さ除けが必要
葉は対生で節ごとに90度捩じれるので2列状に見える
5cmほどの楕円形で先端は鈍く基部はくさび型
革質で厚く、細い平行脈が多数あり主脈は無い
縦には裂けるが横方向には千切れないことから、縁が切れない。また名前のナギ=海が凪ぐ から熊野の神社では御神木としてよく植えられている 

花は雌雄別株で5~6月に咲く
出会ったのは雌花で、花弁は無く鱗片が数個あり胚珠が付いているだけ
胚珠の下方には花粉を取り込む胚孔がある
種子は花の後、肥大した雌花の鱗片に包まれた1cm程の核果状になり10月頃熟して褐色になる