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クララ

2020-06-16 | 樹木 草花


名前のクララは根汁を舐めると、目が眩むほど苦く「くらら草」と言われたことによる

マメ科の山野の日当たりの良い草地に生える高さ1m程の多年草
茎は基部が木質化し、葉と共に短い伏せ毛が多い
葉は互生し奇数羽状複葉で、小葉は7~20対 長楕円形で長さ3cm程

花は総状に多数付き、白色~淡黄色
花は蝶形花で6~7月に咲き 長さ1.5cm程で、上向きの花弁が旗弁 翼弁に抱かれて竜骨弁がある
花後ササゲに似た長く伸びた豆果をつける

目も眩むほどの苦味は、アルカロイドのマトリン、オキシマトリン 配糖体のトリフロリジリンなどによる
生薬名「苦参」と言い、解熱 解毒 抗菌性があるので消炎剤として使う
疥癬には煎じ汁で患部を洗うか、生の根の汁を塗ると良い
乾燥した葉を細かくもんで便壺に入れるとウジ虫が湧かない