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シモツケ

2023-07-29 | 樹木 草花

小さな木なので普段は見過ごしているが、花が咲くとたおやかな色合いで見入ってしまう

シモツケの名は、栃木県の下野(しもつけ)産のものが、古くから栽培されていたことによる

 

バラ科の岩礫地など日当たりの良い所に咲く落葉低木

高さは1m程で株立ちになる

葉は互生し、葉身は5cm程の卵形、先端は尖り、基部は円形~クサビ形

縁には不揃いな重鋸歯がある

 

花は5~8月に咲く

枝先に半球型の複散房花序をだし、5mm程の小さな花を多数つける

花弁は円形で、紅色、淡紅色、濃紅色、まれに白色と変異が多い

雄しべは30個ほどで、花弁より長く目立つ

果実は袋果

3mm程の卵形で、5個集まって付く、表面は光沢があり頂部には花柱が残る

9~10月に熟すと裂開し、細かい種子がこぼれる