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ガガイモの花

2023-09-14 | 樹木 草花

名前は、葉がガガ(スッポンの事)に似ているので付いたなど諸説ある

 

ガガイモ科の日当たりの良い野原などに生えるツル性の多年草

地下茎を長く伸ばして増え、茎を切ると白い乳液が出る

葉は対生し、7cm程の長卵状心形で先は尖り、裏面は白緑色を帯びる

 

花は8~9月

葉腋から花序を出し、淡紫色の花を付ける

花冠は1cm程で5裂し、内側には長い毛が密生する

中心部に副花冠があり、雄しべは雌しべと合着してずい柱を作る

花粉は固まって花粉塊になる

長く花冠から突き出ているのが柱頭のように見えるが、単なる飾りで、柱頭は外から見えない花の内部、雌しべの横腹にある

 

果実は袋果で、10cmほどの広披針形、表面にはいぼ状の突起がある

中の種子は扁平な楕円形で翼があり、先端に種髪と呼ばれる長い絹糸のような毛が付いていて、風に舞う

種が飛んだ後の実の皮は、カヌーのような形で、スクナヒコナノミコトと言う神様がこの船に乗ってやってきた

・・と古事記に書かれている

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