エノコログサは、花穂を子犬の尻尾に見立てたもの
花穂で猫をじゃらすので、別名ネコジャラシともいう
漢名は狗尾草、又英名は花穂を狐のしっぽに見立てたFoxtail grass で発想が似ていて面白い
仲間も多くあり、見分けは花穂の長さ、垂れ方 花穂の色などがポイント
キンエノコロ:
イネ科エノコログサ属で、小穂の基部の剛毛が黄金色をしている
日当たりの良い道端などに生える一年草、高さは30~80cmになる
茎は叢生し、基部の節で曲がり、あまり枝分かれしない
葉は長さ15~30cmの長い線形でややかたく、基部に長い毛がまばらにある
表面は光沢が無くざらつくが、裏面はなめらかで光沢がある
葉舌は発達せず、毛状になっていて、葉梢は扁平
花期は8~10月
花序は長さ3~10cmの円柱状で直立し、中軸に短毛がある
小穂は長さ3mmほどで、この仲間では最も大きい
小穂の基部には黄金色の剛毛が密生する
剛毛は長さ1cmほどで、上向きの微針があってざらつく