
公園や庭であちこちよく見かけるスイセン
名前は漢名の水仙を音読みしたもの
地中海沿岸原産で、古い時代に中国を経て日本に入ってきた
今では本州の関東地方以西、四国、九州の海岸に野生化している
静岡県爪木崎、福井県越前海岸など大群生を作り有名
福井県の花に指定されている
有毒植物
ヒガンバナ科の海岸近くに生える多年草
地中に黒い外皮に包まれた卵球型の鱗茎がある
葉は晩秋に伸び出し、線形で長さ30cm程に伸びる
花は12~4月に咲く
葉の中心から20~40cmの花茎を伸ばし、芳香のある花を数個横向きにつける
花被片6個は下部が合着して筒状になり、のどの部分に副花冠がある
花被片は僅かにクリーム色を帯びた白色で平開する
喉の部分の副花冠は、黄色く杯型
雄しべは花筒の上部に3個、下部に3個付き、花糸はごく短い