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ソテツに実が生った
衰弱して枯れそうになった時に、鉄くずを与えたり、鉄くぎを刺すと元気を取り戻すと言われることからソテツ(蘇鉄)の名がある
ソテツ科の常緑低木、高さ4m程になる
ソテツ科は9属80種あるが、日本にはソテツ1種のみが自生している
幹には葉柄の基部がらせん状に残り、うろこ状になる
葉は幹の先に輪生状に付く
羽状複葉で長さ50cm以上ある
小葉は約10cmの線形、濃緑色で光沢があり、主脈がはっきりしている
花は夏に咲く
雌雄別株で、雌雄とも幹の先端に花が付く
雄花は50cm程で、小苞子葉が多数集まっていて、裏面には丸い葯が沢山ついている
雌花は切れ込んだ大胞子葉が束生し、下部に2~6個の胚珠が付く
胚珠は子房に包まれず裸出しており裸子植物と言われる
種子は4cmほどのやや扁平、秋に朱赤色に熟す
漢方で薬用に使う
幹や種子にでんぷんを含むが、有毒成分も含むため、これを砕き水に晒して毒抜きをして、飢饉のとき非常食として食べたという