春の訪れの象徴の梅の花があちこちで咲いている
別名、異称が沢山ある愛される花だ
百花の魁、春告草、花の兄(花の弟は菊)、匂草、香栄草(かはえぐさ)、清友、その他多数ある
観賞するには、探梅、賞梅(観梅)、送梅(惜梅)、・・探梅は早咲きを探す、で冬の季語、賞梅は中咲をめでる、送梅は遅咲きを惜しむ
バラ科の中国中部原産の落葉小高木、高さ5m程になる
奈良時代に日本に渡来した
葉は互生し長さ4~9cmの倒卵形
先端は急に細くなって尖り、基部は広いクサビ型、縁には細かい鋸歯がある
蜜腺は葉身の基部又は葉柄の上部にある
花は2~3月、葉の展開前に咲く
前年枝の葉腋に3cm程の花が1~3個付く
芳香があり、白色、紅色、淡紅色、などがある
花弁は普通5個だが、品種によっては6~8個のものや八重咲のものなどがある
雄しべは多数あり花弁より短い、雌しべは1個で子房に毛が密生する
果実は核果
2~3cmのほぼ球形で、6月頃に黄色に熟す
中の核は、約1cmの扁平な球形で、表面に小さな穴が多い