
ツワブキの名は、葉に光沢があるフキの意味の艶蕗が訛ったものと言われる
石蕗と書くことが多い
キク科の海岸などに生える常緑の多年草 庭などにもよく植えられる
根生葉は4~15cmの光沢のある円状腎形で長い柄がある
葉の間から30~70cmの太い花茎を出し、約5cmの黄色い頭花を付ける
まわりに雌性の舌状花が1列に並び、中心部には両性の筒状花が多数集まっている
他の花が終わった頃に咲き、初冬の季語にもなっている
花期は10~12月
若い葉や茎を手で折り採り、葉柄はフキと同じようにキャラブキにして食べる
茹でて各種和え物 煮物 佃煮 油いためなども美味しい
火であぶった葉を、打撲 腫れ物 切り傷に張ると良い
根茎は乾燥させたものを飲むと、健胃整腸 下痢などに効果がある
地軸より咲きし色なり石蕗の花(原 石鼎)