

ミカンの木にアゲハの終齢幼虫が食事中だった
全身ほぼ緑色で5cm程もある大きなイモムシ
腹脚には白い紋が並んでいる 腹脚は成虫になった時には無くなる
頭にヘアーバンドを巻いたような素敵な模様の部分は胸で 眼のように見えるのは眼状紋で眼ではない
胸部にある脚が成虫の時の脚になる
一番先端の丸い暗緑色の部分が頭で、目は先端脇にある小さな黒い点で6個ある
アゲハ:
蛹で越冬し成虫は4~10月まで見られる
森林 農地 公園 人家平地から低山地のミカン類のある場所に居る
都市部でも普通に見られ、アゲハの中では一番多く見られる
翅は黄色と黒のだんだら模様
色々な花を訪れるが、足も長く口吻も長いので雄蕊に触らないで吸蜜する姿を良く見る
食草はサンショウ類やミカン類などミカン科植物
大きさ8cm程

ホオズキやナスに似ているが役に立たないので、イヌホオズキと言う
花が咲くのは夏の時期と言うが、もう咲いていた
ナス科の道端や畑に生える1年草
茎は分枝して横に広がり高さ50cm程になり、少し伏せ毛があり棘は無い
葉は互生し、3~10㎝の広卵形で縁には全縁又は普通波型の鋸歯がある
茎の途中から花枝を伸ばし、6mmほどの白い花をやや総状に付ける
萼は杯状で浅く5裂し、花冠は5深裂して反り返る
果実は液果で、1cmほどの球形、黒色に熟し艶は無い
有毒植物であるが、薬効もある
生の果実を含む茎葉を少量の塩を加えて揉み、この汁を付けると腫れ物に良い
よく乾燥した全草を煎じて服用すると解熱利尿に効く
疲労回復には、根を含めた乾燥した全草を果実酒にすると良い

ナギの木に雌花が咲いた
ナギの名は、葉の形がミズアオイ科のコナギ(古名はナギ)に似ているからと言われる
マキ科の常緑高木 高さ20ⅿ程になる
寒さに弱い木で 関東では若いうちは寒さ除けが必要
葉は対生で節ごとに90度捩じれるので2列状に見える
5cmほどの楕円形で先端は鈍く基部はくさび型
革質で厚く、細い平行脈が多数あり主脈は無い
縦には裂けるが横方向には千切れないことから、縁が切れない。また名前のナギ=海が凪ぐ から熊野の神社では御神木としてよく植えられている
花は雌雄別株で5~6月に咲く
出会ったのは雌花で、花弁は無く鱗片が数個あり胚珠が付いているだけ
胚珠の下方には花粉を取り込む胚孔がある
種子は花の後、肥大した雌花の鱗片に包まれた1cm程の核果状になり10月頃熟して褐色になる

今日は24節気の芒種
イネの穂先にあるとげの様な「芒(のぎ)」のある植物の種を蒔く時期
オリーブはモクセイ科の常緑高木 2~7m程になる
地中海沿岸で紀元前3000年頃から栽培されていた
日本には江戸時代の末に渡来した。今では香川県の小豆島が国内最大の産地
葉は対生で、葉身は4cmほどの披針形で全縁
稀に先端が窪んでハート形のものが有り、小豆島のオリーブ園では「幸せのオリーブ」と言って100円でパウチングしてくれ良い来園記念になる
花は5~7月 前年枝の葉腋から円錐花序を出し芳香のある黄白色に咲く
果実は核果 2cmほどで熟すと黒紫になる
完熟前の果実は塩蔵してピクルスに加工する
完熟した果肉からはオリーブ油をとる