最後の曲です。
ロストエイジとは思えないくらい優しくて聴き心地の良いポップナンバー。
ゆったりとしたリズムに包み込むような歌声がよくマッチしていて所謂“ロック好き”以外の人々も、
取り込めそうな・・・そういう普遍的な名曲に仕上がってるんじゃないかなあ、って思います。
例えば、
人生の喜びだとか、
生きる意味だとか、
極論を言えばそういうのってあんまり必要なくて、
今日も仕事頑張って(仕事じゃなくても良い)週末に繋いで、
休日はラーメンでも食いに行こうかなー。だとか、
結局は・・・
傍から見れば些細な、
だけど、
その実物凄い確かな希望の数々によって
自分らは生きてるし大げさな出来事なんてなくても、
毎日を楽しくゆったりと生きれるんじゃないか・・・という事をこの曲を聴いていると感じたりします。
つまり、
本当に心に残るのってひと時の栄光とかじゃなくて、
その時その時のさりげない喜びというか、
何気ない楽しみだったり、
下らないやりとりだったり、
実は振り返って「面白かったな。」「充実してたな。」って感じるのはそういう瞬間だったりもするんですよね
日々の、ありふれた、“なんでもないこと”でなんか嬉しいし、ワクワクするし、心が満たされる・・・
そういう日常に根差した楽曲でもあるこの曲はある意味本作を象徴するような楽曲にもなっているなあ。。と
正直な話、
毎日を楽しくするのも豊かにするのも朗らかにするのも全部自分次第というか、
自分が変われば環境も変わるし、意志の力でどうにでも出来るんじゃないか?とも思うんですよね
紆余曲折経て、考え方だったり捉え方を工夫して、自分の力で充足を掴み取っていく・・・
そういう普遍的、だけど、何よりも力強い生命の歌がこの曲には宿ってると思います
一度ライブで聴いた事もありますが、より情感豊かで感動的な仕上がりに進化していたので、
是非生で感じるのもお薦めな一曲です。明後日のツアーファイナルで、是非。
これで「In Dreams」の全曲レビューはお仕舞いです!
一年間、どうもありがとうございました。