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日曜日にロストエイジのライブに行って来ました。
去年出したアルバム「In Dreams」のツアーファイナル。
元々追加公演としてリキッドを予定していた所、「ここでやりませんか?」と声を掛けられ初のオーイーストが決まったらしい
勿論ロストエイジでも類を見ない最大キャパのワンマンだった訳ですけど、意外と・・・
や、意外と、って言ったらアレかもしれませんが、
正直ザッと見渡して「埋まってんなあ。。」って純粋に感じるくらいには埋まってました
っていうか、ぶっちゃけこれソールドしてんじゃないの?というくらいの人口密度だったんで
それ考えると成功した・・・と断言しても良いんじゃないでしょうか
そんなある種の「結実」が拝めた素敵な一夜でした。では以下。
オーイーストは実に数年ぶり・・・
前に行ったのが誰の公演だったのかも思い出せないくらいの久々っぷりでした
行き方迷うかな、、、と少々不安でしたが無事に辿り着けて安堵
受付で氷結を頼みつつ、定刻より5分くらい過ぎてからライブはスタート。
怒涛の勢いで鳴らされる「さよならおもいでよ」の熱量からして素直に「格好良い・・・!」と感動
特に拓人さんのギターが冴えまくっていて初っ端から快感に溺れる。
攻撃的な「ガス」、
エモーショナルな「窓」とこの日も新譜を一から十まで順番に奏でる今ツアーお馴染みの構成でした。
名曲然とした「ポケットの中で」は人一倍歓声が凄く、
岳久さんの歌声もより清廉と響いていて個人的に深く感銘を受けました
そのまま、
沁みるように「REM」、
リズムも面白い「泡沫の」と続く
更に攻撃的な「戦争」、
そしてエネルギッシュに駆け抜ける「I told.」とアゲていく構成の後に、
これまた個人的に大好きな「僕のものになれ」と目頭が熱くなる流れが広がる
最後は、
ゆったりと染み渡らせるように優しく「Shoeshine Man」を奏でて前半戦は終了
兎角、どの曲も良い具合に“日常に根差した音楽”になり得ていて、
それに触れるだけでも楽しかったなあ。。って、
個人的にはそう感じました。
後半戦は、
動画撮影もOKだった(!)「ひとり」から開幕、
大箱の公演らしくロストエイジの大きなロゴがバックにどーんと登場する・・・という粋な演出もありました
この曲はそれまで以上に激しく、叩き付けるように弾かれるフレーズの数々に実直に興奮しました
兄弟によるシンガロングも見事だった「僕の忘れた言葉達」、
多幸感溢れる音の洪水に酔い痴れつつ、
合唱も起こった「SURRENDER」、
いまやすっかりお馴染みになった名曲「楽園」の吸い込まれるような熱演、、、と
旧譜の曲も新曲群に負けないくらいの美メロでもって聴かせる流れもまた見事だった
バコツのツアー用に作った新曲もメロディが良くて素敵だったし、
その後の「NAGISA」の拓人さんの美し過ぎるギターソロも幻想的で素晴らしかった
この日は旧譜の曲のチョイスも新譜よりのグッドメロディの楽曲推しだったような気がして、
それを確信させるようにこれまた往年の名曲「母乳」を投入、、、と堪らない流れがひたすら続いてました
そこから、ちょっと流れを変えるようにバッキバキのアンサンブルが刺激的な「My Favorite Blue」、
この曲がまた岳久さんの歌声が冴えてて前に聴いた時以上にカタルシスがあって良好でした
疾走感と共に聴かせる「BLUE」とロールする構成に変わっていき、
そこから激情を叩き付ける「DOWN」、
この曲がまた演奏がキレッキレでめちゃくちゃ格好良かったんですけど、
楽曲としても久々に聴いた気がするのでそれ込みで盛り上がってたような・・・気がする
更に「カナリア」と惜しみなく燃料を投下、この辺りで自分もヘドバンしつつ、
前半とは打って変わって刺激的なアンサンブルを楽しんでいた気がする。
本編最後は、
お客さんの歓声も凄かった「手紙」の絶唱で終了
正直、ロストエイジがこの大きさの箱で堂々とライブをしている・・・
その光景を見ているだけで感慨深くなってしまうような記念碑的な一夜でした。
この公演だけは何があっても絶対に行きたかったんで、行けて良かった。
ありがとうございました。
さよならおもいでよ
ガス
窓
ポケットの中で
REM
泡沫の
戦争
I told.
僕のものになれ
Shoeshine Man
ひとり
僕の忘れた言葉達
SURRENDER
楽園
新曲
NAGISA
母乳
My Favorite Blue
BLUE
DOWN
カナリア
手紙
RED
FLOWERS/路傍の花
海の果実
JACK NICOLSON
GOOD LUCK/美しき敗北者達
2:50
アンコールは3回もやった。
攻撃的な「RED」に普遍的なポップナンバー「FLOWERS」の沁みる良さ、
更にバラッド「海の果実」・・・と割とやり切った感はあったが、
観客のラブコールに応えて二度目のアンコールではブッチャーズのカバー、
更にブッチャーズの意志を継ぐような大名曲「GOOD LUCK」と最高の流れで締められました。
今や、ブッチャーズの曲をライブで聴く事ってほとんどなくて、
そういう意味でもこのカバーは有難かったですし、
それでいてめちゃくちゃ格好良かったですね・・・
魂を叩き付けるような「GOOD LUCK/美しき敗北者達」の三位一体の演奏の凄みもまた強烈でした
特に、やっぱり拓人さんのギターが凄まじくてあんだけ弾いたら腱鞘炎になっちゃうんじゃないか?ってくらいの
全身全霊のギターサウンドに胸を打たれてしまいましたね。。
トリプルアンコールで疲労されたアンニュイな「2:50」がまた味があって良かった・・・!
ただ激しいだけじゃなくて、その中にも考えてしまうような“ふとした憂鬱”が内包されてるな、というか・・・
ロストエイジというバンドの、ただ激しいだけじゃない「深み」を存分に聴かせてこの日は終了
気が付けば、3時間半。。という超時間に渡る特盛のワンマンでした
ロストエイジは、
正直な話新譜をずっと追いかけているバンドで毎回ほぼ必ずツアーに参加している貴重なバンドの一つです
まあ、本音を言えばもっと色々なバンドを能動的に追いたいんですけど、最近はちょっとバイタリティが下がってて。。
でも、ロストエイジは毎回本当大好きで当たり前のように新譜を買ってツアーにも足運んじゃうんですよね
これが所謂「愛」ってやつなんでしょうか・・・
なんか、
大箱に立って美しくも激しい演奏をガンガン響かせている3人を観てたら誇らしい気分になってしまいました
個人的ハイライトは「ポケットの中で」「楽園」「ひとり」「NAGISA」「2:50」、
そして「GOOD LUCK/美しき敗北者達」でしょうかね。
特に、
「楽園」は定番曲なのに無性に染み入る節があって、まだまだ進化されてるなあ。って純粋に思ってしまいましたね
次は、バコツのツアーに是非行きたいです!