サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

Emerald 10th Anniversary One Man Live❝TEN❞@渋谷WWW X 22.1.22

2022-03-05 | LIVE











1月下旬に参ったEmeraldのワンマンの感想をお伝えしようと思う。


自分はボーカル中野さんのファンなんですけど、
ファンになったきっかけが・・・あれはもう17年前になるのかな~
NHK-FMミュージックスクエア(現在のミュージックライン)で前身バンドである
PaperBagLunchboxの「5度」って曲がある時に掛かっててそれ聴いて一発で好きになって。
まあ、、、例の如くラジオきっかけで好きになったんですよ笑
西京さんは大体がラジオから知るパターンばっかです。
その後CD買ったんですけど、
それがあまりにも良すぎていつも眠る前に聴くぐらいお気に入りのアルバムだったんです
「ベッドフォンタウン」というタイトルですね。

で、
そこからソロの音源も買ったし、
今やってるこのバンドの音源も買っていて・・・
自分が思う中野さんの音楽の魅力っていうのは、
当時から心の中の繊細な部分だったり抱えてる葛藤に寄り添ってくれる感じがするというか、
多分メンタルが弱い人には響く音楽だと思っていて。
前のバンドはそれが特濃ジュースみたいにドバドバ流れて来る感じで、
Emeraldはそこからまたちょっと変わってスッキリとした後味がするようになった印象もあります
それと、やはりより音像としても洗練されて来た感じもしていて、
それはこのバンドならではの化学反応なんだと感じますね

以前、
ツイッターで「ワンマンやったら来たいですか?」みたいな問い掛けがあって、
その時自分もツイッターやってたんで「イエス」と答えた記憶がある(いいねだったかな?)、
なので、実は他にも行きたいライブがあったんですがやっぱりこっちを選びました
でも、結果的には当時の自分の心境を考えてもこのライブで正解でした。。
では、以下つらつらと。








渋谷WWW Xは初でした
新年早々初めてのハコに行ける~って事で若干テンション上がってましたね
WWWの方には何度か来訪してるんですがXの方はよりダンジョンっぽい造りというか、
中野さんの歌の上手さも相俟ってまるでRPGのイベントに参加する~みたいな気分になってました笑

1stの時のレコ発などにも参加してたので、
序盤の初期曲の連発はかなり嬉しかった!
特にラップ?ポエトリー?も入れ込んだ「Brush」は今の方が似合う感覚もあったり、
名曲「Summer Youth」では美しくも切ない世界観に酔い痴れたりとのっけから好感触でした。
この曲はいつ聴いてもセンチメンタルかつムーディで最高ですね。。
 その後も、
「Step Out」「ムーンライト」「Heartbeat」など心地良い・・・
耳が幸福になるような素晴らしいサウンドの連発に陶酔してました
記憶によると、
初期曲が終わってからコーラスのえつこさん等大所帯のアンサンブルに変化して、
それでよりゴージャスで大人な雰囲気のライブに変わっていったように思う
 その観点だと、
夜のロマンを感じさせるラブソング「Sunrise Love」はアダルティック&メロディアスでむっちゃ気持ち良かった
思わず口ずさみたくなる「Holiday」や聴かせる系の名曲「JOY」と緩急もバッチリ、
その中で、
段々と俗に言う(笑)おじさんと呼ばれる年代になりつつある今、
そんな心境に希望を与えてくれるような「after blue」の優しく丁寧なパフォーマンスは特にグッと来た
他の方は分かりませんが個人的にはここが中盤のハイライトだったかなぁ、、、って感じました
「ロマンチックな声を探そう」というフレーズが、
鬱屈とした中でも何かに縋りたい今の心境にはとても似合っていました。
続く「MIRAGE」「enough」と、
じゅわぁっ~と来る渾身のバラッドから小気味良いシティポップに変わる構成もまた素敵でしたね。
特に後者は珍しく中野さんボーカルの曲でないのでそういう意味でも新鮮でした
お洒落だけど、どこか物悲しくて、そのバランス感覚が絶妙で。
「心地良く憂いに浸れる」とても素敵なひと時でしたね。
帰宅後レコードで聴いてた時もすごい良い曲だなあ、って部屋で独りで感動してたり。。

後ろのビジョンによる映像との融合も格好良かった「東京」、
そして深淵なる想いを込めた歌が心に突き刺さるようだったディープな「ナイトダイバー」、
更にフィッシュマンズの「ゆらめき IN THE AIR」のカバーは想像以上に爆音で、
結構前の方で観てたせいか迫力を感じてこれまた素晴らしい一幕でした
正直、
オリジナルっぽいと感じるくらいに昇華されていて、
ちょっと神々しいくらいに素敵だったので、この良さには是非気付いて欲しい。。と思ってしまった。


沁みる「Letters」はライブで聴くとより内面にクる印象で心地良かった
代表曲「ふれたい光」はアップテンポなアレンジでこのバンドの良さが滲み出ていたパフォーマンスでした
具体的に書くと、バンドアンサンブルや雰囲気はお洒落且つ軽快な良さがあるのに、
歌は先述のように心の繊細な部分にタッチしてくれるような・・・
二律背反の良さがあるんですよね
ライブも最高潮、
本編最後は「黎明」で万感のフィナーレ!
このライブレポは、Emeraldファン以外にも伝わる事を目指して書いているので、
最後にEmeraldの魅力を端的に表現すると、
音自体は凄くお洒落で格好良いし、バッキバキだし洗練されててスルッと入って来るけど、
歌に関しては繊細かつディープな部分もちょいちょい目立ってて・・・
その相反する要素がお互いを邪魔せずに心地良く存在している。というのが
個人的な推しポイントであります
 なので、
「西京さんと音楽の趣味が合う。」という方は是非一度聴いてみて欲しいですね
そしてライブの迫力は音源を越えるものがあるので、良かったら赴いてみて下さい♬







セットリスト

Nostalgical Parade
Brush
Summer Youth
Step Out
ムーンライト
Heartbeat
Sunrise Love
Holiday
JOY
after blue
MIRAGE
enough
東京
ナイトダイバー
ゆらめき IN THE AIR
Letters
ふれたい光
黎明

新曲
UP TO YOU







ワンマン、
20曲も演奏してくれたの本当感謝しかないですね~
終始当たり前のように鳴らされる心地良い音楽にウットリしてました。。
新曲も格好良かったし、
最後の「UP TO YOU」が・・・凄く凄く良かったです。
個人的にはこの日アンコールラストの曲で最も音楽的オルガズムを得たんです。
この曲、
アップテンポのナンバーなんですが、
聴き手に問いかける様なサビのフレーズが心に刺さって・・・
またちょっと個人的な話になるんですけど、
この時・・・
ま、この時だけじゃないけど(爆)
心の中が常にダークな感情に支配されてたんですよね。
でも、この曲を聴いて「悲しい事は悲しいまんまで良いんだな。」と純粋に思えたんですよね
過去に遭った忘れられないトラウマちっくな出来事と、
「今」やりたい事は❝別❞なんだな。っていう。
それを強く感じたし、
中野さんの前のめりなボーカリゼイションとパフォーマンスがよりその感情を加速させたのかもしれない
そういう意味では個人的に神セトリでしたし、心に強く残ってくれた記念碑的な10周年公演でした。
 また是非、
Emeraldのライブに参加したいですね。
バンドの皆さんスタッフの皆さんハコの皆さんそして一緒にあの場に居たお客さん、
皆様本当にありがとうございました!!!!!
個人的にちゃんとキャパが埋まってたのも嬉しかったです・・・笑
往年のファンなので。








オマケ。
物販で買った格好良いグラス。
最近はライブに参加したら毎回物販でグッズ買ってます。。
これで美味しいお酒でも飲みましょう。