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育児放棄・虐待を受けた子の心に残る傷

2013-05-18 | 健康タオル
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私の知人の一人で私の息子と同い年の人がいます・・・奥さんと子供二人で暮らしています。

何度か飲み食いを一緒にやったことがありました・・・

或る時、彼の口から自分の生い立ちについて話し始めました・・・彼は養護施設で暮らしてきたと・・・

しかし、私は深くは聞こうとしなかったのです・・・というより聞けなかったというのが本当のところなのですが。

結婚し奥さんと二人して頑張り・・・当時、彼は25歳だったとおもいます・・・家を購入して近所に越して来たのでした。


十数年経ち・・・その彼も、奥さんの親と同居するために、今の家では狭いからと一月くらい前に引っ越して行きました。

これからも彼達の人生に幸あれと祈らずには居られません。


今朝は、児童養護施設で生活している子供達の現在を取材した記事を紹介してみようと思います。

~以下、5月18日読売新聞朝刊より抜粋~

きしむ
 親子
 家を失って
 「てめー、死ね」。3月下旬、関東地方の児童養護施設に、男子中学生の怒鳴り声が響いた。
 年下の子供への暴力を、男性職員に注意されて逆上し、夜食を床に投げつけた。追いかけてきた職員の胸ぐらをつかみ、激しく揺さぶる。30分にわたる取っ組み合いの末、今度は別人のように泣き出して訴えた。

 「つらいんだよ、苦しいんだよ」。職員の寄り添ってもらい、ようやく落ち着きを取り戻した。

虐待の一つである親の育児放棄により、幼稚園児の頃に、施設にやってきた。小学生の時にいったん親元に帰ったが、「育てられない」と施設に戻された。それから担当職員の言う事に耳を貸さなくなった。
職員から勉強を教わる女児。
「お母さんになって」と訴えた
こともある(14日、九州地方の
児童養護施設で)
職員から勉強を教わる女児

虐待 心に残る傷

暴力衝動抑えられず「つらい苦しい」
 数年前から担当になった男性職員には「僕の親になれない?」と甘えることもあったが、昨年暮れから怒りの矛先をこの職員にも向けるようになった。
 「怒りたくて怒っているわけじゃない」。男子中学生は職員に苦しそうに話したという。職員は精神科を受診させてあげたいと考え始めている。

 「虐待は、子供の成長に重大な影響を及ぼすリスクが高い」。児童精神科医の杉山登志郎・浜松医大特任教授は、そう警告する。
 厚生労働省によると、児童養護施設に入所する子供は2011年度末で約2万9000人。同省の08年の調査では、入所者の半数以上が虐待を受けていた。育児放棄が約6割で最も多く、殴る蹴るなどの身体的虐待が約4割で続く。

 杉山特任教授が診療科部長を務めていた「あいち小児保健医療総合センター」(愛知県)では11年10月までの10年間に、虐待を受けた18歳以下の子供1110人を診断した。523人(47%)が人格が変わったり幻覚症状が出たりする解離性障害、453人(41%)が感情を抑えられなくなったり人間関係を築けなくなったりする反応性愛着障害を発症していたという。

 杉山特任教授は「虐待を受けた子供には発達障害にも似た治療の難しい症状が出る傾向がある。知的障害、自閉症、学習障害に続く、『第四の発達障害』と言える」と指摘する。

 「職員の人が、私と一緒に暮らすと言ってくれたことが一番うれしかった」。九州地方の児童養護施設で暮らす女児(11)は、担当の女性職員(56)への思いを照れ臭そうに話した。

 生まれて間もなく乳児院に預けられ、2歳の時に施設に移った。気に入らないことがあると、暴力的な衝動に駆られた。年上の子に腹を立て、包丁を持ち出したこともある。

 そんな女児の母親がわりになってきたのが女性職員だった。お盆や正月には自宅に招き入れてくれ、通学先の小学校にも毎日決まった時間に電話をくれた。気分を落ち着かせる薬は今も手放せないが、暴力的な振る舞いはずいぶん減った。

 女児の担当医の友田明美・福井大教授(小児発達学)は「症状が改善したのは職員と親子のような関係を築けたことも大きい」と話す。ただ、ほとんどの施設では職員が不足しており、一人の子にかかりきりになれないのが実情だ。厚労省は、職員1人が担当する子供の数の基準を、現在の5.5人から4人に減らす考えだが、職員を増やす財源のめどは立っていない。

 「職員が足りないからといって、虐待を受けた子に適切な治療を施さなければ非行や薬物依存に走る恐れが高まる。職員が精神的ケアに関する知識を深め、施設が医療機関と連携して治療を早期に受けられる体制を作るべきだ」。友田教授は、そう提言している。
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