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歩み止めない駑馬(どば)!?

2013-05-31 | トーションレース&繊維資材



今朝、新聞のコラムを読んでいて、果たして自分は如何なのかと問い直さざるを得ませんでした。

仕事に対して臆病というのか、無難な場所を探して歩いてはいなかったのか・・・

長い間仕事をさせて頂いていると、知らぬ間に、自分の経験してきたことが布石となってしまい

そこから脱することが出来なくなってしまっているように感じます。

言葉では、それでは駄目だ・・・と、理解はしているのですが・・・

仕事を遂行していく上において、往々にして安全パイを選択してしまうのでしょうね。

兎に角、前へ前へ・・・進んで行くことを心がけなくてはと再認識しました。


今朝は、そのコラムを紹介してみたいと思います。

~以下、5月31日読売新聞朝刊より抜粋~

  駑馬(どば)だった
  働いた

  働いた
  駑馬だった

 89歳まで生きた大詩人、堀口大学の「自画像」([水かがみ]収録)には、胸を突かれる思いがする。駑馬とは、歩みののろい馬、才の鈍い人を言う。長い歳月を「駑馬だった」と4行でまとめているところに、痛切さがある。

 厚生年金の受給開始年齢が引き上げになった。61歳から、62歳から、とだんだん上がっていき、男性で1961年4月2日以降に生まれた人は65歳からとなる。

 高年齢者雇用安定法も改正され、少なくとも年金を貰い始めるまでの間は企業が雇用を続けることが義務化された。

 歩み止めない駑馬
生活部次長 
斎藤 雄介



 今後、生産年齢人口が減り続けることも考えれば、60歳を超えても働き続けてもらわなければならない。

 と人ごとのようにいったが、私も65歳からの支給であり、自分のことである。駑馬にむち打つつらさが身にしみる。

 この市は、働く人を励ます詩でもある。文化勲章受章者の堀口大学ですら、自分が駑馬だと言っているんだから、私などは駑馬で十分。我が身相応に働けばいい。

 しかし、長い間、働いた駑馬は憶病になっていないだろうか。新しいアイデアに目を輝かせることができるのだろうか。「それは、僕の経験からいってうまくいかないよ」と否定してしまうのではないか。

 のろくても、歩みを止めない駑馬でありたいと願っている。
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