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私の知人は、ある夜、友人達と飲食を共にしていたといいます・・・
彼は・・・「さあ、お開きにするか」・・・ということで立ち上がろうとした時、
如何しても立ち上がれない・・・「俺は如何してしまったんだろう」と思ったといいます。
そのまま救急車で病院へ・・・
検査の結果、多発性脳梗塞だったみたいで、1週間の入院を経て一応、退院して来ました。
それからの彼は、「俺が身体のことを心配するようになったとはねぇ」と言いながらも
かれこれ、1年以上梅肉エキスを飲み続けていますが、
彼には、倒れる前から「身体には十分気を付けろよ」・・・と言っていたのにと思うと複雑です。
ただ、彼の場合、後遺症なるものが無かったから良かったのですが・・・
今朝は、脳梗塞患者の治療現場の実態を紹介してみようと思います。
~以下、5月26日読売新聞朝刊より抜粋~
病態理解 患者に寄り添う
脳梗塞になった患者にとって急性期の治療と同じくらい重要なのが、入院後のケアだ。ケアがうまくいけば、後遺症を残さずに社会復帰できる可能性も広がる。国立循環器病研究センター(国循、大阪府吹田市)では、日本看護協会の「脳卒中リハビリテーション看護認定看護師」の認定を受けた副看護師長、山口理恵子(32)ら4人が入院患者に目を配っている。■□
「誕生日言えますか」「片手ずつ上げますよ」4月下旬、脳卒中患者専用の集中治療室「SCU」の一室。脳梗塞の疑いで入院した50歳代の男性患者がペンライトの光を目で追い、指を一本ずつ折り、手のひらを振った。山口は優しく声をかけながら、手や目の動きに異常はなく、まひや障害がないことを確認する。
観察・判断力磨く看護師ら
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国立循環器病研究センター
脳梗塞治療
■□
脳卒中は、介護が必要になる原因疾患として最も多く、う回復や維持を図るのに、リハビリは不可欠だ。国循では平均4日間ほどしかないSCUでの入院中に関節が固まり、足腰などが弱るのを防ぐため、リハビリを始める。医師は入院当日にリハビリテーション科に連絡。理学療法士らは病状の許す範囲で、早ければ翌日にベット上などで患者の訓練を始め、看護師は、日常の生活援助の中で起き上がってもらったり、手足を動かしてもらったりする。
突然、体が不自由になった患者のショックは大きい。山口が看護した高齢男性は、脳梗塞の四肢まひで寝たきりになった。約1か月後、リハビリで山口らに支えられながら、座った姿勢を取ることができると、涙を流した。周りをSCUの看護師ほぼ全員や医師らが囲み、一緒になって成果を喜んだ。「患者さんに寄り添い、わずかな変化でも患者さんや家族と一緒に喜び合いたい」と山口は話す。
脳血管内科部長の豊田一則(51)は「脳梗塞の治療には薬の開発だけだはなく、病態をよく理解した医療スタッフが欠かせない」と強調した。
(敬称略 阿部健)