今回はポルトガル第2の都市、ポルトのヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区にあるCURIOコレクションのホテル、ボエイラ・ガーデン・ホテルの御部屋と素晴らしい施設をご紹介します。
でもその前にちょっとハワイの最近の様子とHGVのニュースをご紹介。
一昨日、レイバーデイ(労働者の日)の3連休が終わりました。ハワイでは現在、集中治療室が一杯になっており、コロナ以外の緊急な処置にも支障が出るような状況。そこで「この3連休は集まりは避けて、家で過ごしてください!」と州知事、市長だけでなく、医療関係者からもお願いが出る状況でした。
最終日の6日は1日の感染者が756人、死亡が2名と、先々週の1000人台よりは良くなって来ています。ただこの3連休の結果が出るのは1週間位後になるでしょうから、今後どうなっていくかが心配ですね。
次に久々にHGVのニュースです。もうオーナー様はご存じの方も多いとは思いますが。今年のクラブポイントは手数料無料で来年にセーブドポイントとして自動繰り越しされます。
また2019年、2020年から繰り越してきたセーブドポイントも2023年まで有効なリザーブドポイントとして手数料無料で自動延長されます。ポイントが無駄にならないで済むのは嬉しい事ですが、3年分溜まっているオーナー様もいらっしゃると思います。早く海外旅行が解禁になって欲しいですね。
尚、セーブドポイントとリザーブドポイントの使用は上記の通り多少限定されていますのでご注意ください。
また10月1日から予約の変更の規定も変わるそうですので、ご心配な場合はクラブサービスまでお問合せください。
では、ポルトの話に戻りましょう。
今回泊まったボエイラ・ガーデン・ホテルがあるヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区はポルトの産業都市で、ポルトワインのロッジ(倉庫)が集まっている地域です。
ドウロ川上流で醸造されたワインを河口のガイア地区に運び、各シッパー(商社)のロッジで熟成したあと、対岸のポルト港から輸出されてきたそうで、 それで各シッパーのロッジがドウロ川河岸からガイア地区の丘の中腹にかけて建っているのだそうです。
そんなポルトワインのメッカにあるボエイラ・ガーデン・ホテル。
実はかなり歴史のあるホテルで、その誕生は1850年に遡ります。
Manuel da RochaRomarizさんがブラジルでのワイン輸出に成功した後、ポルトガルに帰り、ここでポルトワインの事業を始めるにあたって3ヘクタールもある庭とアールヌーボ様式のパレスを建てました。これが現在のボエイラ・ガーデンホテルの庭と、オーナーのゲストハウスとして残されている歴史的な建物なのだそうです。彼の死後、この建物と敷地はイギリスの家族に買い取られたり、地元の友人グループに再建されたりしながら、最終的には5つ星のホテルが作られました。そして2019年、ヒルトンのキュリオコレクションとして国際的なホテルとして運営されることになりました。
キュリオは軽井沢の旧軽井沢ホテルやメキシコシティのキュリオもそうだったように、歴史のあるホテルや建物を活かして作られており、一つ一つが違う趣があって楽しいですね。私は大好きです。
では、そんなボエイラ・ガーデンホテル。まずは御部屋からご紹介します。
今回泊まったのは436号室でした。では御部屋に入ってみましょう。
部屋に入るとすぐ左手がバスルーム
そしてまっすぐ進むと
緑いっぱいの明るいベランダのあるベッドルーム。ポルトガルらしい模様のインテリアが素敵です♪
ベッドのヘッドボードも
ナイトテーブルやランプもいい感じ~
ヘッドボードにはUSBのコンセントが埋め込まれていてiphoneの充電に便利!リスボンやヴィラモウラではコンセントで苦労しましたので、物凄くありがたく感じます。
そしてベッドのシーツの肌触りが柔らかくて最高!これまでいろんなヒルトンホテルに泊まってきて、ヒルトンベッドの寝心地には満足していましたが、シーツの肌触りに感動したのはここが初めてです。
御部屋のインテリアは落ち着きがありながら小洒落れています。
そしてこの大きなテレビがなんと大きな鏡にもなっているんです。このタイプのテレビは初めてみました。
御部屋の絵はポルトにちなんだもの。ポルトワインの歴史を感じさせます。
ウッディでシックなクローゼットはおしゃれで温かみがあります。左手は冷蔵庫、セーフティ―ボックスに湯沸かし器
真ん中の扉の中には二人分のバスローブとスリッパがありました。
このボエイラガーデンホテルロゴ入りのバスローブが柔らかくて、暖かくて気持ちいい!思わず買って帰りたくなりました。(でもハワイで着るには暑すぎる~)
デスクの上にはお水とボエイラガーデンホテルのヒストリーが書かれたパンフレットが置いてありました
お水もグラスもなかなかオシャレ
御部屋のトーンに似合わないデスクの下にあったごみ入れ。ポルトガルはしっかり分別してるんですね。
そして御部屋にはマネージャーからのギフトが!!
こちらはボエイラガーデンホテル オリジナルのチョコレート
いろんな種類が入っていて甘党の私にはたまりません。
そしてこちらはボエイラ・ガーデンホテルの敷地内にある貯蔵庫のポルトワイン
ちゃんとグラスまで用意してありました。嬉しいですね~。このポルトワインはお隣の貯蔵庫のところで無料で試飲ができたので、お土産に持って帰りました。
バスルームはシンプルでモダン。バスタブはないものの、シンクが2つあって嬉しい!
キュリオの場合、アメニティもオリジナルの物が置いてあるので、毎回泊まる度にどんなアメニティか楽しみです。
ここのアメニティはポルトガルらしい、かわいいお洒落なアメニティ。またまた嬉しくなっちゃいました。
タオルにもボエイラガーデンホテルのロゴ
肌触りもナイス!
トイレにはちゃんと扉があって安心。やっぱりリスボンのダブルツリーよりこっちの方が落ち着くなあ~
シャワーはレインシャワーとハンドシャワー
トイレは普通で、ここはビデなしです。
御部屋のインテリア、アメニティ、ギフトなど素晴らしいところが沢山あるボエイラガーデンホテルの御部屋。でもこの御部屋の一番のポイントは、実はベランダとベランダからの景色なんです。
十分な広さのあるベランダには座り心地のいいおしゃれな椅子が置いてあります。
そして目の前にはきれいな緑と真っ青なプール、そしてボエイラガーデンホテルのシンボルでもある歴史的な建物
この椅子に座ってずっと眺めていたい景色です
この建物は宿泊には利用されておらず、オーナーのゲストハウスとして事務所やパーティースペースとして利用されているそうです。
中に入ってみたかったなあ~
夕暮れ時もいいんですよね~
プールを挟んで建物の反対側にワインボトルの形をした大きなオブジェがあります。ところが、これ最初はオブジェかと思って「よくこんなデカい物を作ったもんだなあ」と思っていたのですが、翌日ワインテイスティングに行ったら、このボトルの中がワインテイスティングできるスペースになっているんだそうです。詳しいことは次回ご紹介します。
ボエイラ・ガーデン・ホテルの御部屋からの景色
ポルトガル第2の都市、ポルトのガイア地区にある歴史的なホテル、ボエイラ・ガーデン・ホテル・キュリオコレクション・バイ・ヒルトンの御部屋からの...
youtube#video
写真だけではなかなかお伝えしずらいので、御部屋からの景色をビデオに収めました。
翌朝はひんやりとした清々しい空気の中、庭の散歩をしてみました。パレスの周りをぐるっと回っていくと
ちゃんと道が整備されていて
こんな椅子やテーブルも用意されています
もっとこのガーデンでもゆっくりしたかったなあ。今回は急遽ポルトに行くことにしたので1泊だけでしたが、これから行かれるオーナー様にはポルトは2泊以上されることをお勧めします。
庭には池もあって鴨が散歩してました。
ボエイラガーデンホテルの庭を散策しました
ポルトガルのポルトにあるキュリオコレクションのホテル「ボエイラガーデンホテル」の素晴らしい庭を散策しました。ポルトの歴史的な地区にあるにもか...
youtube#video
大きな庭の様子はビデオにも撮りましたので御覧ください。
またボエイラガーデンホテルには素晴らしい庭だけでなく、こんな素敵なプールもあります
絵になりますね~
歴史的な建物とのコントラストが美しい!
プールの横のシャワーもウッディでいい感じ♪
私が滞在したのは6月末。日中はかなり暑かったのですが、水は意外とつめたくてプールに入っている人はあまりいませんでした
それでプールの周りの庭にはこんなクッションが沢山置いてあります。皆さん、水に入らず日光浴を楽しむ感じでしょうか。
尚、プールは夜はこんなカバーがされるので泳げません(もちろん寒くて泳ぐ気になりません!)
日中はプールサイドにはこんなバーが用意され
英国皇室御用達 ローラン・ペリエのシャンパンが飲めます。
もちろんビールも冷えてます!
でもせっかくなので、おじさん奮発してローラン・ペリエを飲んでみることにしました
メニューはこちら。結構いいお値段します。まあ経験ということで。。。。
また飲み物だけでなく、プールでホテル内のレストランの食事をオーダーすることもできます。
では初ローラン・ペリエ。いただきます。んんんー、美味い!でもあんまり違いがわからないのが正直なところ。わかる人にはしっかり違いがわかるんでしょうね。
さて、最後にご紹介するのがホテル内のレストランRAIZEです。こちらには朝食を食べに行きました。明るくて開放的な気持ちのいいスペース
大きな窓からは美しい緑と街の景色
レストランではクリーンステイ・プログラムが徹底されており、朝食はバフェでありながら、かなり限定されています。
オレンジジュースもこんなボトルタイプ
美味しそうなお料理も色々並んでいて
食べたいものは沢山ありますが
誰も並んでいません。
と言うのは全部このおじさんに頼んで取ってもらう形式なんです。そうなると色々頼むのも若干気が引けてしまい
シンプルに
最低限、気になった物だけ取ってもらいました。味はリスボンのダブルツリーの方が美味しいと思います。
それでもこの景色を見ながら食べれば十分満足ですよね。
あと今回は時間がなくてホテル内を十分探索できなかったのですが、あとでウエブサイトを見たらこんな綺麗なガーデンパーティーのスペースや
スパ
屋内プールや
ジムもあったそうです。
屋上のテラスもパンデミックでなければテーブルや椅子が置かれて、こんな寛げるスペースになっているようです。
いかがでしたでしょうか?
1泊しかできませんでしたが大変気に入ったポルトのボエイラガーデンホテル。
また絶対泊まりに来たいホテルの1つになりました。
実は当初の予定ではポルトは遠いので、ヴィラモウラからの帰りはリスボンで2泊して帰るつもりでした。
ところがフェイスブックに「ポルトガルに来てます!」と写真をアップしたところ、同僚から「ポルトに是非行ってください。リスボンの10倍いいです!」とコメントをいただき、急遽、予定を変更。リスボンを1泊キャンセルしてポルトにも1泊してみることにしました。
それで南端のヴィラモウラからポルトまで一気に550km北上。かなり無理のあるプランではあったのですが、ポルト。頑張って来て良かったです。本当にいいところでした。リスボンとはまた違った味わいがあります。
次回はこのボエイラ・ガーデンホテルに併設されているワインロッジでのポルトワインのテイスティングと半日ポルト観光をご紹介します。