先週の土曜日、私の所属するワイキキヨットクラブのカヌーチームでScatteringf Ash(散骨式)があり、参加してきましたので、その様子をご紹介します。
でもその前にちょっと今週のハワイのニュースをご紹介。
先週のブログでもお伝えしましたが、今日(12月1日)から6フィート(約180cm)のソーシャルディスタンスの制限がなくなります。これでレストランやバーも収容率100%で稼働できるようになり、大喜びしていたところなんですが。。。。
がびーん。オミクロン発生しちゃいましたよね~。
ハワイではまだオミクロンの感染者は見つかっていないそうですが、時間の問題かもしれません。
日本は既に全世界からの入国を禁止しているそうですが、ハワイではバイデン大統領のコメントを受けて、ホノルル市長が「関心事ではあるが過剰反応する理由はない」とのコメントを出しています。国によって随分とらえ方が違うものです。
今年のホノルルマラソンまであと2週間を切りました。このタイミングでオミクロンはキツイ~
日本からの参加者は例年は1万5千人くらいいるのですが、今年は500人だそうです。オミクロンの発見前で500名だとしたら、実際にはもっと減るかもしれません。
本当にいつまで続くのでしょうか。。。。「オミクロンは症状が非常に軽微であり、入院の必要もない」と南アフリカでは言ってるそうですが、それが本当である事を願うしかありません。
ただ厳しい状況の中にも嬉しいニュースが。ホノルル空港に約400億円をかけて建設したレンタカーセンターが今日、オープンしました。写真の通り凄く綺麗なレンタカーセンター。空港に直結しているので大変便利。これを機会に施設だけでなく、チェックインなんかも早くなってくれると嬉しいですよね。
ではScattering Ashの話に戻りましょう。
私はアウトリガーカヌーをやり始めてから、年に数回、カヌークラブのメンバーと散骨パドリングに出るようになりました。ハワイでは散骨は珍しいわけではないようで、有名なサーファーの散骨なんかもたまにニュースで見ます。
日本でも散骨される方が少しづつ増えているそうですが、調べてみたら1990年くらいまでは法律で禁止されていたんですね。我が家は母親が散骨好き?で、母方の祖父母は駿河湾沖で散骨しています。母も遺言書にしっかり「葬式不要、散骨希望」と書いていますので、恐らく私がハワイで散骨することになると思います。じゃ、どんな風かと言うと、実際に見られた方は少ないかもしれませんので、ご紹介します。
今回はワイキキヨットクラブで以前、アウトリガーカヌーをしていた人が亡くなり、その奥様と息子さんが散骨されました。当日は天気もよく、海は大変穏やか。少年少女のヨットスクールのヨットが沖に出ていたものの、穏やか過ぎて全然進まないくらいです。
この日は4艇カヌーを出し、6人の親族とカヌークラブのメンバー18人で沖に出ました。(前から3番目のオレンジシャツが私です)
沖の程よいポイントまで来ました。
ここで奥様がお祈りとスピーチをされました。
骨は壺ではなく、普通のビニール袋に入れられていたので、ちょっとびっくり
息子さんが奥様から骨を引き継いで
海に流していきます。
それに合わせて我々は持ってきた花を海に流します。
綺麗な花がゆっくりと流れていきます。
菊みたいな花もありますね。息子さん、最後はビニール袋をじゃぶじゃぶとすすいで、全部流していました。奥様は旦那さんは次の人生に泳いでいくんだみたいなことをおっしゃっていました。
海に浮かぶ花が本当に綺麗でした。
全部流し終えたら、パドルを上げて故人へお別れします。
本当にいい天気に恵まれて良かった。海面に浮かぶ美しい花とダイアモンドヘッド。水面が輝いています。
散骨を終えたら、骨を撒いたあたりをカヌーで周回します
花の中をカヌーが進みます
4艇のカヌーが花の周りに円を描いて進みました
2~3周回って故人にお別れをし、ヨットクラブへ戻りました。
穏やかで優しい時間でした。
奥様はスピーチの際、ちょっと涙ぐんでいらっしゃいましたが、湿っぽくない明るい散骨式でした。自分の時もこんな感じでハワイの海に散骨して欲しいなと思いました。