台北のヒルトン、4回目はヒルトン台北から電車で簡単に行ける観光地をご紹介します。
台北に行かれた方はご存知の通り、台北では電車が大変便利。特にMRT(Mass Rapid Transit)は日本の地下鉄のようにいろんなルートがあって、列車も頻繁に来るので車なしでも十分過ごせます。切符もいちいち買うのは旅行者には面倒。そこで私は2日間とも1日券を買いました。いろいろ回ったので十分元は取れたと思います。
こちらがヒルトンから一番近い板橋の駅
ヒルトンからこの整備された大きな道を歩いていくと2-3分で着きます
こちらが駅の入口です
漢字で大体想像がつきますし、案内も路線ごとに色分けされて出ていますので、日本で地下鉄に乗る感覚で簡単に利用できます
切符はこの販売機で買いますが
1日券はここの窓口で買います。
NT$150ですから540円くらいでしょうか。これで1日乗れてしまうのですからありがたいですね。
あとはこのカードを改札機にタッチするだけです。
このカードを使って、2日目はまず北投(ベイトウ)の温泉に行ってみました。赤い路線に乗って
僅か30分で北投駅に着きます。
ここで列車を乗り換えて新北投に向います。北投と新北投はたった一駅なのですが
風呂桶のついたこんなユニークな列車で向います。なんとなく駅の雰囲気は小田原で箱根登山鉄道に乗り換えるときみたいでした
あっと言う間に新北投に到着
新北投の駅を出ると
温泉地と聞いていたのに駅前はマンションが立ち並ぶ普通の街。吉野屋とか大戸屋とか日本のレストランチェーンも色々あってびっくりです。
看板に従って駅前の道を山の方に向います。綺麗に整備された気持のいい道です。
どんどん道を進んで行くと、程なく右手に「北投温泉博物館」が現れます。無料なのでちょっとのぞいてみました。
こちらの建物はもともと公共浴場だったところを博物館にしたものだそうです。
昔の公共浴場の姿がそのまま保存されているほ他には、特に何があるわけではなかったのですが、
ここのおかげで北投温泉の成り立ちや歴史がわかりました。日本の商人が北投で最初の温泉旅館を開業したのが始まりで、日露戦争の際には日本軍傷病兵の療養所が作られたそうです。それで今でも加賀屋さんがあったり、日本のレストランチェーンのお店があったりするんですね。1960年代は歓楽街でもあったそうで、台湾語映画にもよく使われたとか。それで映画のポスターなんかも貼ってありました。
博物館をさらっと回って、目的地の地熱谷に向います。
その途中にこんな行列を発見
何かと思ったら「千福湯」という公共浴場でした。
面白そうなのでチケットを買って入ってみることにしました。入浴料はNT$40(約150円)なり。
ところが持っていったサーフパンツは「ポケットがついているのでダメ。ここで水着を買え」と言われてしまい、こんなレトロな水着をNT$250(約900円)で買わされました。40-50年前のスタイルで温泉マークも入ってて、こんなのここ以外では一生着ないのに。。。。。泣く泣く水着を買って中に入ります。
中はレトロな感じでローカルっぽい風情があります
ここがトイレ兼脱衣所。脱いだ服は温泉のそばのコインロッカーに入れます。
こんな露天風呂がいくつかあって、おじいちゃん、おばあちゃんがいっぱい。でもなーんか汚い感じでリラックスできません。トイレも床が濡れてて裸足では気持悪かったし、お湯もかなり濁ってる。(硫黄ではなく、人から出た汚れの感じ)ということで早々に退散。後でネットで見たら瀧乃湯の方がまだ良かったかも。まあ何事も経験ではありますが、オーナー様にはあまりお奨めできません。
露天風呂の後は川沿いの道をテクテク歩き地熱谷に向います。
川の流れを見ながらの散歩は気持いいです。
ほどなく最終目的地の地熱谷公園に到着。このように温泉池が広がっていて、周りの緑が美しいです。駅からはずっとゆるい上り坂。軽いハイキング気分で楽しめました。
ただせっかく北投温泉に来て、千福湯だけで帰るのはあまりにも悲しい!そこで台湾通の友人のお奨めにあった「三二行館」(Villa32)を訪ねてみることにしました。
最初は隣の季節酒店の大きな看板に目がいってしまい、なかなか見つけられなかったのですが、実はこの左手に入口があります。
こちらが入口。場所は地熱谷公園のすぐ真横なのですが、入口は地熱谷から駅の方に少しもどって、階段を上がって上の通りに出た右手にあります。
入口から一歩入ると広々としたスタイリッシュな空間が広がります。
入口から庭を眺めつつ、この長い廊下を歩いていくと
こちらが建物の入口です。スタッフの方々に丁重にお出迎えいただきました。
ラウンジも素敵です
ゴージャス感いっぱい!
先ほどの千福湯の悪夢はここで払拭されました。中は撮影禁止だったので素晴らしいお風呂の数々は紹介できませんが、かなり癒されました。後日オーナー様にここの事を話したら、日本ではヴォーグ・ジャパンやヴァンサンカンでも取り上げられた有名なところなんだそうですね。日帰りの入浴はNT$1980と千福湯の約50倍もするんですが、是非行ってみて下さい。きっと満足できると思います。
北投で温泉に浸かったあと、ホテルに帰ってちょっと休憩し、夕方から九份に出かけてみました。九份には「千と千尋の神隠し」の湯婆婆の館のモデルになったのではないか?と噂さされるお茶屋があり、タイムスリップしたようなレトローな雰囲気のある不思議な街です。昔は金の採掘で栄えた街だったそうですが、今では台湾屈指の観光地になっているのだそうです。九份にはバスや電車、ツアーなど色々な行き方があるそうですが、私は電車で行きました。電車に乗っている時間はだいたい1時間くらいで、駅からはタクシーを利用しました。
街の手前でタクシーから降ろされて、こんな狭い道や階段をどんどん上に上がっていきます。道の両側には食べ物屋や御土産屋がいっぱい。
あまり「買いたいな」と思う物はありませんが、お店を見ながらぶらぶら歩くだけでも楽しいです。
食べ物屋も山ほどあるのですが、ガイドブックには「九扮に来たら魚のすり身団子スープを飲むべし」と書いてあったので、素直なオジサンはさっそく食べてみました。
ざるの上にすり身団子がいっぱい
味はあっさりでほっとする感じ。美味しかったです。
軽くお腹を満たしてまたぶらぶらと道を上がっていきます
なんか本当にタイムスリップしたような不思議な世界。なんか夢の中にいるようです。
途中、ちょこちょことお店を見たりしながら
こんな階段を上り
上ってはまた下ったりしながら
最終目的地の「阿妹茶酒館」という茶藝館&レストランに着きました。
ここが九扮のイメージ写真によく使われるお店で「千と千尋の神隠し」の湯婆婆の館のモデルになったと噂される建物です。
せっかく来たので建物を見るだけではもったいないと思い、ここでお茶を飲んでみることにしました。
こんな階段をあがっていくと入口があります。
入口の横にはこんなお面が飾られていました
中はこんなレトロな造りで
雰囲気があります
お店は広くてかなりキャパシティがありますが
私はテラス席に通されました。明るい時間帯だったら素晴らしい海の景色が見えたはずなのですが、
残念ながら真っ暗で何も見えません。ベストはサンセットくらいにここのお店に入り、景色を見ながらお茶を楽しんで、暗くなってからぶらぶら街めぐりをするのが良かったのかもしれません。
お茶と御菓子のセットを注文。これが一番人気のようで何も言わないとこれを勧められます。NT$300(約1100円)ナリ。御菓子はどれも大変美味しく、追加で頼みたいくらいでした。
お店の人がやり方を見せながら一通りお茶の入れ方を教えてくれます。
あとはテーブルの横に火鉢があって、そこのやかんにお湯が沸いていますので、ひたすらお茶を飲み続けます。こうやってちびちび飲むと意外に沢山飲めるものですね。
おいしいお茶を沢山いただいて、お店を出たところで建物全体を撮ってみました。でもお店に近いと建物全体が見えないので、
この写真中央にある向いのビルから撮るほうがいいのかもしれません。
「阿妹茶酒館」を出てどんどん坂を下り
ノスタルジックな夢の世界から現実の世界へと戻りました。
次回は台北ヒルトン最終回。最終日、次回のない時に楽しめるスポットとヒルトン台北から桃園空港への行き方をご紹介します。
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