毎日コロナ関連のニュースでは暗くなるような話ばかりですが、最近ちょっと嬉しいニュースがありましたのでご紹介します。
それは"KeepHawaiiCooking" というプログラムです。
これは「セントラル・パシフィック・バンク」というハワイのローカル銀行とその財団が始めたもの。このプログラムに参加しているローカルレストランで
テイクアウトすると、その代金の50%を「セントラル・パシフィック・バンク・ファウンデーション」が払い戻してくれるという制度です。
これは太っ腹ですね~
今、ハワイは知事から"Stay at Home" Orderが出され、レストランはテイクアウトかドライブスルーでしか営業できなくなってしまいました。
そんなローカルレストランを救おうと立ち上がったのがこのプログラムだそうです。
現在、ハワイでは他の国はおろか、ハワイ州外、また他の島からもオアフ島に来た場合は14日間の自己隔離が義務付けられてしまい、観光客が全く来れなくなりました。それでホテルもレストランも観光関係のビジネスは殆どがクローズ。3月のハワイの失業保険の申請者数は10万人を超えたそうです。まだ申請中の人や失業保険をもらえないような仕事の人もいるでしょうから、実際に仕事を失った方はもっともっと多いでしょう。
ハワイの就業者数は政府関係を除けば60万人くらい。なんとハワイの就業者の5分の1くらいの方が今、一時的に職を失っているとわけですから、半額でも食事代を負担してもらえるのは本当にありがたいことですよね。
セントラル・パシフィック銀行さん、粋なことしますね~。こちらの銀行さんは私がハワイに来て初めて口座を作った銀行です。以前、旧三井銀行と業務提携をしていたこともあり、ワイキキ支店の日本人スタッフの数が他の銀行よりだいぶ多かったので、アメリカの制度に慣れない私には便利でした。
KeepHawaiiCookingに参加しているレストランは日本のオーナー様にもお馴染みの店も多く、例えば海の景色が最高の53バイ・ザ・シー
ワイキキのデユークスやフラグリル、ハワイアン料理のハイウエイ・インなんかも入っています。
オーダーしたいお店は山ほどあったのですが、「せっかくの機会なので、今まで行ったことがないお店にしてみよう」と思い、今回はカイムキにある「KIKUE」さんのテイクアウトをオーダーしてみることにしました。こちらのお店、普段は「お蕎麦」と「日本酒」がメインのようです。
テイクアウトのお弁当は13.99ドル。10種類くらいある中から
今回はGrilled Butter Fish(銀だらの西京焼)と
サバと鮭の塩焼きをオーダーしました。
お蕎麦屋さんなので、これに小そば(温かいのか、冷たいの)と味噌汁まで付きます。
更に持ち帰り用の手打ちそばもあるというので4人前頼んでみました。
食事の前に忘れずに写真を撮り、食べ終わったらフェイスブックにアップします。更にインスタグラムにも同じ内容をアップしました。恥ずかしながらおじさんはインスタグラムを全く使ったことがなかったのですが、今回初めて利用してみるいいきっかけになりました。(でもやり方がわからず、ものすごーく時間かかりました)
最後はレシートの写真を撮って#Keep Hawaii Cookingに送ります。そうすると向こうから50%返金申請のウエブサイトのページのリンクが送られてきますので、そこに必要事項を入力すれば完了です。
今回のプログラムは10000食がゴールだそうですが、初めて一週間も経たないうちにゴールに近づいてしまったみたいです。
今、自宅勤務(待機?)で家で料理することが多くなっていますが、できるだけローカルスーパーやファーマーズマーケットで買い物をし、ローカルレストランのテイクアウトも利用するようにして、なんとかハワイの人たちみんながサバイバルできるよう協力していきたいなと思いました。
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