どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

10年後のシンデレラ・・NHKEテレ「課外授業 ようこそ先輩」

2013年04月18日 | いろいろ

 NHKEテレ「課外授業 ようこそ先輩」で、林真理子さんが授業する番組が。
 
 小学六年生が「10年後のシンデレラを自由に」「妄想」して作文をつくるという番組。子どもたちが作った物語は、番組の最後に全員の作文を一冊にした本を子どもたちに配っていたが、その内容が紹介されていなくて残念でした。
 林真理子さんと子どもたちが一対一が面談するシーンで取り上げられていたのは(途中に面白いと思ってメモをとったので正確ではないのですが)

・シンデレラがぜいたくな生活で太ってしまい、だれかわかなくなって、離婚。お姉さんのところで、生活し、昔の体型を取り戻す。
・王子が王子をやめ、畑仕事にはげみ、それまでの色白から日に焼けたたくましい男になり、そこでとった野菜を食べてシンデレラと幸せに暮らす。

・王子は、シンデレラがきれいというので結婚したが、やがて飽きがきてしまう?。シンデレラは新しい人を探し、結婚する。

・林真理子さん自身も作文を
 継子いじめで知られる姉はシンデレラに負けないくらいきれいだったが、実はシンデレラの幸せを思って、ガラスの靴をはくとき、わざと指をそえて、はけないことをしめした。(というもの)

 林真理子さんは、幼少のころから本に親しみ、その中で理想の自分を思い描くという“妄想”を紡いできたといいます。中学時代、イジメにあった体験を子供たちに赤裸々に語り、それを乗り越えられたのは“妄想”の力だったのだと語ります。(番組紹介の中から)

 目に見えないものを考える妄想力という花園を耕せと、結びにありました。

 昔話は「幸せに暮らしました」とおわり、ほんとにそうかと突っ込みしたくなるところも(夢のない話ですが)。

 お話し会は、一方通行ですが、お話のあとにじっくりと話し合ってみると、又、別の世界が開けてくるのかもしれません。