ひよこのろくちゃん/かこさとし 画・瀬名恵子/童心社/1975年(16場面)
ろくぞうじいさんが かっている にわとりに 六羽のひよこがうまれました。いっちゃん、ふうちゃん、さんちゃん、よっちゃん、ごんちゃん。ちょっとやんちゃなろくちゃんは 一人遊び。
かあさんどりに連れられて散歩です。いたずらずきの こどもたち、ちっとも しずかにしていません。どろけりごっごをしたり、ミミズのひっぱりっこをしたり。
かあさんどりは、ひよこたちをつれて 散歩をつづけます。ところがいちばんうしろのろくちゃんは、まだあそびたくて、かえるちゃんと にらめっこをしたり、とかげを おいかけたり。ろくちゃん、草の間に おもしろそうな ものをみつけました。ちくんと つっつくと それは、のらねこごろべえの しっぽ。
ごろべえが、ひよこトーストにしようと、ろくちゃんに せまり、さらに かあさんどりが とんでくると おやこランチがたべれられるとおよろこびの ごろべえ。
さて 結末は?
かこさとしさんと瀬名恵子さんのコラボ。ごろべえの キザキザの歯が こわそう。
遠目にもはっきりわかって、読み聞かせにピッタリ。