どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

おうさまのひげ

2024年09月26日 | 紙芝居

    おうさまのひげ/脚本・横笛太郎 絵・織茂恭子/童心社/2016年(12場面)

 

 りっぱなひげの威厳のあるおうさま。「わしは、国中で いちばんえらい。えらいから ひげが ある。ひげが あるから えらいんじゃ。」

 ところが、とうの ひげは、いつも おうさまといっしょで つまりません。おうさまが 寝ている間に 外に飛び出した。

 ひろい そら のび のび とびまわっていると 赤ちゃんの泣き声。

 ちょっといたずらと こまっているお母さんの顔に くっつくと あかちゃんは 大喜び。

 ひげはびっくり。これまで 一度だって ひとを よろこばせたり、わらわせたり したことは ないんですから。

 コケコッコー

 いそいで、おうさまに くっつくと やさしい 顔に

 なぜって? ひげは 逆さまに くっつきましたから・・。

 


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