トウモロコシのおもいで/早秋丸・作 小川糸・訳/講談社/2024年
おばあちゃんとトウモロコシをとりにったわたし。トウモロコシの葉っぱの せいで、傷だらけになった うでを やさしくなでてくれた おばあちゃん。
おばあちゃんが トウモロコシを もぐたびの パキッ!という 楽しい音
かごいっぱいの トウモロコシを もって 道を歩くと たくさんのちょうちょが とんでいった。
でも、わたしと おばあちゃんの おもいでも、ちょうちょと いっしょに とんでっちゃった。
ふだんは、おばあちゃんと 離れて暮らしているわたし。 いろいろなことを わすれてしまったおばあちゃんとの わすれられない 夏の一日。
「おばあちゃん、まって! わたしを おいて いっちゃわないで。」「わたしを ひとりぼっちに しないで。」・・・
青い青い空、どこまでもひろがる畑の風景、夕暮れの人影。もっと もっと 思い出を紡いでいきたかった思いが あふれています。
日本の方だと思ったら、訳が小川さんというので・・・。中国接力出版社と講談社の交流30周年記念企画でした。