そうちゃんはおこってるんだもん/筒井頼子/文 渡辺洋二・絵/福音館書店/2014年
そうちゃんが、おこっているのは、お父さんが妹のなっちゃんばかりをかまっていること。
そうちゃんだって、お父さんのおうまさんにのりたいのです。
「お父さん ぼくも!」と、ふたりのりをしようとすると、なっちゃんが すってん ころん、ゆかに ごっちんこ。わーんと なきだしました。
するとお父さんは、いそいで なっちゃんをだきあげ うちゅうせんごっこ。
ドス-ン! こんどはおとうさんんがころんで 「そうちゃん、そんなに ひっぱったら あぶないだろう」と、お父さん。
二人いると どうしても ぶがわるいのは 上の子。
おなじように接しているとおもっていても、お兄ちゃんは 愛情をうばわれているようで たしかにおこりたくなることも。こういうのって言葉ではあらわせない微妙な感じがあります。
よくある家庭の風景。意地をはりたくなる気持ちもよくわかります。
最後は、お父さん、お母さんがちゃんとフォローしてくれています。